1. はじめに
マズラプです。6回目の投稿になります。そろそろここで言うこともなくなってきました。
さて、今回は本を読んで印象に残ったこと第2弾になります。比較的短くなっているので、新たな考え方をちょっと見てみるのような軽い物腰で読んでいただければと思います。
2. 優れたチームでこそ、自分のことを言葉にして伝えることが重要
結論から述べますと、今回本を読んで印象に残ったことは「何事においても言葉で伝えることは必要不可欠なことである」ということです。以下で、本の内容も含めて記述してきます。
今回は、「採用基準」第4章から、以下の部分を取り上げます。
“言わなくてもわかっているはずと考え、伝えることを軽視する人の大半は、多様性のあるチームを率いた経験がありません。もしくは、自分のチームメンバーが多様であるということに気がついていません。自分と同じモノを見れば、他の人もすべて自分と同じように感じているはずだと考えるのです。
しかし、もし本当にそうであれば、そんなチームが達成できる成果はたいしたレベルにはなり得ません。マッキンゼーではよく「まったく同じ人間が二人いるなら、どちらか一方は不要だと言われます。同じものを見た時に、常に同じことしか考えないのであれば、ひとつのチームにその二人が存在する意義はありません。同じものを見ても、時には異なることを感じとるからこそ、それぞれの人の存在価値があるのです。“
この部分では、優秀なチームこそ多様性のあるメンバーで構成されており、そんなところでこそ、自分の考えを言葉にして伝えることが重要であると述べられています。そして、「人は多様性のあるものであり、自分と同じように考えているわけはなく、自分の考えを伝えることが必要である」と考えられます。
「暗黙の了解」や「空気を読む」と言った言葉があるように、日本では、言葉にせずとも伝わるとか、言葉がなくても察するとか、そんな雰囲気があるようにも感じます。実際に私自身も、言われてはないけど意図を汲んで行動したり「これくらいは察して欲しい」と考えたりしたことも何度もあります。
しかし、上記の内容を読んで、「言葉で伝えずに正確に伝えるのは不可能」で「伝えたいことは言葉を介して伝えよう」と思いました。
そもそも、言葉にしても正確に伝わらないこともあるのです。そんなことを歌詞にした歌もいくつもあります(あると思います多分)。そんな中で、「言わなくても察して欲しい」というのは傲慢な考えであり、伝える努力を尽くすべきだなと考えるようになりました。
言葉を綴ることができるのは人間の美徳です。みなさんも、自分の考えを言葉にして伝えていきましょう!
3. おわりに
今回の内容は以上になります。ここまで読んでいただきありがとうございました。
今回は、本の引用がメインで、私の言葉と考えで若干補足するというような形になりました。他の本による補足やなんか良さげな意見の提示などできず非常に簡素な感じになってしまいましたが、こんな考え方もあるんだと思っていただければ幸いです。今後も本を読んで印象に残ったことを書くときは、こんな感じになるかなと思っています。
では、今後ともよろしくお願いします。
4. 参考文献
・「採用基準 地頭より論理的思考力より大切なもの」,伊賀泰代 ,2012 ,ダイヤモンド社