1. はじめに
マズラプです。11回目の投稿になります。
今回は本を読んで印象に残ったこと第6弾です。今回はプロゲーマーである「ときど」さんが著者である「世界一のプロゲーマーがやっている 努力2.0」という本から印象に残った部分を取り上げています。
ときどさんはいまだに最前線で戦い続けるプロゲーマーです。そのためときどさんの考えは、ゲームに競技的に取り組んでいる方には特に参考になる内容かと思います。また、ゲーム以外にも通ずる内容でもあると思いますので、ぜひ読んでいただければと思います。
2. 1割打者でいい。とにかく打席に多く立て
では、読んでいて印象に残った部分を紹介していきます。
“成果の数はチャレンジの数に比例します。単純に機会が増えれば自然に成果の数も増えます。(中略)
10回打席に立つ3割打者と、20回打席に立つ2割5分の打者。どちらがヒットの数が多いかは自明のことです。この5分という「実力」の差を埋めることは、簡単ではありません。それに比べて打席数という「機会」を増やすことは、はるかに簡単です。ただ、増やせばいいのです。(中略)
どんなに時間をかけて完璧に準備したとしても、「勝率100%」は現実的には不可能です。「最低限の試合にしか出場しない。その代わり全部勝たなくては!」という戦い方と「ちょっと多めに出場しておいて、ベストを尽くそう」という戦い方。後者の方が結果が出やすいのです。“(「世界一のプロゲーマーがやっている 努力2.0」より)
この部分では、成果を出すチャンスが増えれば増えるほど挙げられる成果も増える、そのため成果を出したいのであればより多くのチャンスをつくるべきである、というようなことが述べられています。
私は、シャドウバースを競技的に取り組んでいたときに、この考えを取り入れました。公式非公式、規模等関係なく可能な限り多くの大会に出場しました。当時は諸事情により時間もあったので、RAGEを始めとして、ミリオンカップ、JCG、tonamelの大会にできる限り参加し、1週間に5つ以上の大会に参加することも少なくありませんでした。
その結果、私の実力以上の成果を挙げられたと感じています。
私の実力は、決して高くはありません。RAGEも10回以上出場しているのに2次予選進出は4回のみですし、「Ratings for Shadowverse」における全体勝率は53%程です。それでも、3000人規模の大会(ミリオンカップ)で上位16人に入れ5万円の賞金を獲得できたり、256人規模の大会(JCG)で準優勝を2回獲得できたりと複数の実績を残すことができたのは、がむしゃらに大会に参加したくさんの場数を踏んだからだと思います。
シャドウバースは、カードゲームで、どうしても勝敗には運要素が絡みます。したがって、どんなに準備をしていても、勝率100%は不可能ですし、RAGEのような大型大会で優勝する際に必要な勝率を狙ってだあすことも不可能です。
シャドウバースをプレイしている方の中には、大型大会のみに参加し、それが終われば別のゲームをするという方もいらっしゃるかもしれません。しかし、成績を挙げたいのであれば、可能な限り多くの大会に参加し、場数を踏んでチャンスを増やすべきだと思います。
また、このようなことはゲームだけではなく、他のことにも当てはまると思います。実戦には実戦でしか得られないノウハウや知識があります。それらを得るためには、やはり実戦を繰り返すしかないのです。場数を踏んでいると、誰かの目に留まり評価されたりアドバイスをもらい成長のきっかけを得たりする可能性が増え、間接的に成果を挙げることにつながると考えられます。
このように、今回取り上げた部分からは、成果を挙げたいときは、チャンスを増やすために多くの実戦を経験するべきだということを学ぶことができました。
3. おわりに
今回の内容は以上になります。ここまで読んでいただきありがとうございました。
今回紹介した本には、ゲーマーの方にとって参考になるような内容がまだまだありますので、気になった方はぜひ手に取っていただければと思います。
では、今後もよろしくお願いします。
4. 参考文献
・「世界一のプロゲーマーがやっている 努力2.0」, ときど, 2019, ダイヤモンド社