ねおすかい、ねおマズラプ!

アニメ、ライトノベル、漫画、その他本、日常生活等から感じたことを書く「雑談」ブログです

「質問がない≠理解できている 質問できる人になろう」本を読んで印象に残ったこと15

1. はじめに

 マズラプです。21回目の投稿になります。

 ついに3週間毎日投稿を達成することができました。この調子で4週間、1ヶ月の毎日投稿を目指していこうと思います。

 さて、今回は、本を読んで印象に残ったこと第15弾です。今回は「質問」に関することを取り上げました。私は今回の取り上げた内容を読んで、「質問をすること」の裏側を学ぶことができ、質問できるようになろうと思いました。どうぞ読んでいただければと思います。

 

 

 

2. 質問できるということは理解できているということ

 では、今回印象に残った部分は以下になります。

 

“多くの人は、「質問がない」ということを「理解している」と同義ととらえているかもしれませんが、まったく逆です。話を聞いていない、理解0%の人は質問ができません。(中略)

 「質問ができる」ということは、人の話を聞いて、自分は何がわかっていて、何がわからないかを知っている状態です。つまり、理解度が高くないと適切な質問はできません。“(「学び効率が最大化するインプット大全」より)

 

 このように、質問できる人は内容を理解できていて、逆に内容を理解できていない人は何がわからないかわかっていないため、質問をすることができない、ということです。

 私自身の経験を振り返ってみると、話を理解できていたときは、「このことは触れられていなかったな」「この理由は説明がなかったはず」といったように、話を聞き終わったあとに不明な点や補足が必要だと感じる点がわかっていました。そのため、その部分を聞けばいいので質問ができます。しかし、話を理解できていないと「なんかピンとこないな」「ここの理由って説明してたか覚えてないな」といったように、どこを解決すればいいかわからなかったり、そもそも説明されていたかがわからなくなっていたりしていました。そのため、質問しようにもどこをどう質問すればいいかわからず、質問ができません。アニメでキャラクターが話していることは面白くて注意深く聞いているから疑問が湧いてきますが、興味がなく専門的知識もなかった状態で聞いた会社の研修は疑問が湧いてきませんでした…笑 質問できる人は、理解できた部分と理解できていない部分の境界が鮮明になっているため、理解できていない部分を解決するための質問を的確に言語化でき、質問ができるのです。

 

 

 また、以下のようなことも述べられています。

 

ソクラテスの「無知の知」という言葉があります。「自分がわかったつもりになっている」状態は愚かであり、「自分がわからないことを知っている」状態が賢いのです。“(「学びの効率が最大化するインプット大全」より)

 

 私が学生だったときは、質問をするということはそれすなわち自分がわかっていない部分があることを宣言することと同義であり、他の生徒もいる前で質問するのは何だか恥ずかしい、というような空気があったように思います。しかし、今回の内容を読むと、質問することは、「自分は何がわかっていないか、自分でわかっています!」ということを表現する行為であると言え、何も恥ずかしいことではなく、むしろ誇るべき行為であることがわかります。

 

 

 ここまでで、質問をすることの重要性を学ぶことができたかと思います。最後に、質問をするためにしておくことについて書かれている部分を紹介します。

 

“必要なことは、やはり「質問を前提に話を聞く」ことです。(中略) 話を聞きながら、ノートの余白に、「疑問」「質問」を瞬時に書き留めていけば、それができるようになります。

 疑問、質問を書き留めるだけで、「わからない部分はどこ?」というアンテナが立つので、話に対して集中力や注意力が高まり、理解が圧倒的に深まります。」"(「学びの効率が最大化するインプット大全」より)

 

 このように、質問することを想定しておくだけで、理解力が高まり、質問もスムーズにすることができるのです。ノートに書けるような状態でなかったときは、ただ「話が終わったら質問するぞ!」と思いながら話を聞くだけでも十分効果があると思います。

 

 

 質問できるということは、自分が理解できている範囲を明瞭にできているということであり、また質問をするということは、そのことを話し手にアピールできるということです。講義や説明を聞く機会は今後もたくさんあると思うので、たくさん質問ができるように頑張ります。

 

 

 

3. おわりに

 今回の内容は以上になります。ここまで読んでいただきありがとうございました。

 質問をすることは話し手へのアピールにもなるということを述べました。大学時代に教授から、「質問がないということは、発表者の話した内容に価値がなかったという意思表示になってしまう。だから発表が終わったあとは質問しよう。」という話を聞いたことがあります。みなさんは発表のあとに質問されると「うっ、めんどくさい」と思ってしまうかもしれませんが、真摯に伝えようとしている先生や教授の方々は、質問があると「自分の話した内容が興味を持たれている、理解されている」と感じ、むしろ安心するそうです。というわけで、話をしてくれた方に好意を伝えるといった意味でも、ぜひ質問をしてただければと思います。

 では、今後ともよろしくお願いします。

 

 

 

4. 参考文献

・「学び効率が最大化するインプット大全」,樺沢紫苑 ,2019 ,サンクチュアリ出版 

学び効率が最大化するインプット大全 (サンクチュアリ出版) | 樺沢紫苑 |本 | 通販 | Amazon