1. はじめに
マズラプです。52回目の投稿になります。
今回は本を読んで印象に残ったこと第36弾になります。今回は、以前も取り上げた「本当に頭がいい人の思考習慣100」からの内容となっています。
みなさんは流行に乗っていますか?私は逆張って流行には乗らないぞと意気込んでいた時期もありましたが、今回の内容を受けて、その考えも改めました。ぜひ読んでいっていただければと思います。
2. 流行りものに触れていこう
では、今回印象に残った部分を紹介します。
“話題の本や曲は、話題になっているときに読んだり聴いたりしておくのがおすすめです。
(中略)
時代の空気を感じているからこそ、より良いものとして感じられるわけです。
(中略)
流行しているものには必ず理由があります。何かいいものがあるはずだと考えて触れてみると、新たな発見があるものです。だからこそ、流行した時に親しんでおくといいでしょう。
また、流行しているものを知っていると、しれについて話し合える仲間が増えるので、考えを深めたり、新たな考えに触れたりできるというのも大きなメリットです。“
(「本当に頭がいい人の思考習慣100」齋藤孝 より)
このように、流行には飛びついていくことで、そのものを時代の空気ととも感じたり、新たな発見をしたり、仲間と話し合ったりできるわけです。
同書では、「21世紀の資本」という本や米津玄師さんの「Lemon」などの例が挙げられています。流行は次々に移り変わっていくものなので、過去に流行した本を後から読もうとはあまり思えません。また、ドラマのテーマ曲は、リアルタイムでドラマを視聴しているときに聴くと、また違った良さを見出せることもあると思います。
また、「『話のおもしろい人』の法則(野呂エイシロウ) では、流行しているものを身に付けたり用意したりすることで、相手がそれに反応し、和やかでスムーズな会話の滑り出しを行うことができる、といったようなことが述べられています。くまモンのグッズをバッグにつけたり、「半沢直樹」の「倍返し饅頭」をお土産に持っていたりしていたそうです。
このように、流行に乗ることには様々なメリットがあるのです。
正直私は、人気の作品は敬遠するといった、流行に逆張りするような傾向のある人間でしたが、この内容を読んで、素直に流行に乗っていこうと思うようになりました。以下の項で、このことを実感した経験をお話しします。
3. リアルタイムでメイドインアビスを視聴していなかった話
私は、アニメ「メイドインアビス」をリアルタイムではなく、再放送で視聴したのですが、このときの経験から、流行には乗っていくべきだなと考えました。
メイドインアビスとは、地下深くまで続く大穴の秘境「アビス」を探検する探窟家たちの話になります。主人公のリコも探窟家で、ひょんなことから出会った仲間のレグと共に、アビスの最深部を目指しています。ほんわかした作画とはうってかわってハードな世界観が魅力な作品だと私は感じています。詳しくはこちらの公式サイトをご覧ください。
メイドインアビスについては、以前投稿したこちらの記事でも触れています。
そんなメイドインアビスは、2017年7月にテレビアニメが放送され、テレビアニメの総集編となる劇場版アニメが2019年に、そしてテレビアニメの続編となる劇場版アニメが2020年にそれぞれ放映されました。さらには、謎解きイベント化されたり、今年2022年にゲームの発売も予定されているなど、非常に人気のある作品であると言えます。
私自身も、2020年の劇場版アニメ公開を機に再放送されたテレビアニメを視聴して、可愛らしい作画からは想像もできないような世界観やストーリー展開に衝撃を受け、作品の魅力にハマりました。その流れで2020年の劇場版アニメまで見に行ってしまうほどです。
ではなぜ、私はメイドインアビスが初めて放送された2017年当時には、メイドインアビスを視聴していなかったのでしょうか。それは、パッとPV見た印象で自分の好きな作品ではなさそうと判断してしまったからです。
アニメ放送前に公開されたPVでは、ゆるめの作画と「探検」というジャンルから、「バトルもなさそうだし、ほんわか系の話なんだろうな」と考え、1話すら視聴していませんでした。その後何やらメイドインアビスが話題になっているという情報を察知しても、アニメを録画していなかったので、まぁいいかと思い、触れることはありませんでした。
その後、アニメが再放送され、「なんかあのとき話題だったしとりあえず見てみるか」という気持ちで視聴していたら、10話で一気に作品の世界観の凄さ・えげつなさに引き込まれた、というわけです。
再放送を視聴しメイドインアビスにハマることができたのはよかったと感じています。しかし、アニメが放送され最初に流行した2017年にハマることができていたら、SNSで、感想を語り合ったりアニメファンの方々の喜びの声を体感することができていたのかもしれません。そう考えると、流行には乗っておくべきだったなぁと感じる次第です。
これからは、流行した作品には、逆張りせずに触れていこうと思います。
4. おわりに
今回の内容は以上になります。ここまで読んでいただいてありがとうございました。
今回の内容を受け、今の流行りのものに飛びついてみようということで、先日直木賞を受賞された「黒牢城」を手に取ってみようと思います!こちらの作品の作者は、アニメ化も果たした、あの「氷菓」を執筆された方ということで興味を持ちました。みなさんもぜひ流行のものに触れてみてください。
では、今後もよろしくお願いします。
5. 参考文献
・「本当に頭がいい人の思考習慣100」, 斉藤孝, 2021, 宝島社
https://www.amazon.co.jp/本当に頭がいい人の思考習慣100-齋藤-孝/dp/4299016726
・「話のおもしろい人」の法則, 野呂エイシロウ, 2014, 株式会社アスコム