1. はじめに
マズラプです。125回目の投稿になります。
今回は、本を読んで印象に残ったこと第61弾です。今回は、ライトノベル「ひきこまり吸血姫の悶々4」からの内容になります。
ライトノベルでありながら、今回も参考になる言葉を学ぶことができました。
「ひきこまり吸血姫の悶々」については、以前取り上げたこともあります。詳しくは、以下の公式サイトをご覧ください。
2. 時の流れとは川の流れのようなものである。後悔のない人生を生きよう。
大神が私の耳元で小さく呟いた。
「あなたも自分の時間をどうか大切になさってください。時の流れとは川の流れのようなものです。上流の水が澄んでいたことを後から噛み締めることがなきように」
「は、はぁ…」
今回印象に残ったのはこちらの言葉になります。
こちらは大陸に存在する六国の一つ、『天照楽土』の長『大神』が、主人公『テラコマリ・ガンデスブラッド』に掛けた言葉です。(『大神』は、人名ではなく役職名です)
この言葉は、私の胸を打ちました。ちなみにコマリはよく意味がわかっていなかったようですが…。
大神の言葉は、時の流れを川の流れに例えていたことが、非常に的確で、改めて人生について考えされられました。
・時間も川も、進みはすれど戻ることはない
時間と川は、どちらも進む一方で、戻ることはありません。
私たちは、現在から1時間過ごしていれば、1時間先に行くことができます。
しかし、何をしても現在から1時間前に行くことはできません。
川も同様です。
川の水は、上流から下流へと流れていきます。上流にあった水は、時間が経てば下流へと移動します。
しかし、下流の水は、上流に移動することは決してありません。
このように、時の流れは、川の流れに例えることができるのです。
・過去を悔いることのない人生を歩もう
そして、「上流の水が澄んでいたことを後から噛み締める」は、簡単に言えば「後悔すること」と解釈できます。
自然の川は、源泉に近ければ近いほど綺麗で、水が澄んでいます。
川は源泉から一本に続いていますからね。仮に源泉が汚い水だったとしても、下流で急に綺麗になることはないので、上流のほうがより綺麗な水であることは間違いないのです。
これは、人生においても同じようなことが言えます。
人は老いていきます。学生時代にしかできないことや、若く体力のあるときにしかできないこともあるでしょう。
また、生活していく環境も変化していきます。どんなに変化を拒んで生活していでも、逃れることはできません。
さらには、人生の岐路において下した選択も覆すことはできません。一度舵を切ってしまえば、その流れに乗るしかないのです。
そんな人生を生きる中で、過去の選択を悔いることもあるかもしれません。
「あのときの文化祭を楽しんでおけばよかった」「体が動くうちにもっと世界を旅してみたかった」「実家にいて時間やお金に余裕があるときにもっと思い切った行動をとっていたらどうなっていたのかな」「父が生きていたうちにもっと話をしておけばよかった」「転職なんてしていなければ」「あの友達と疎遠になっていなければ」__
このような後悔を少しでもしないように自分を大切に生きていこう、そんなメッセージが、今回挙げた大神の言葉には込められていると思います。
実際、作中では、大神自身も過去の選択を後悔していることを漏らしており、テラコマリに告げた言葉は自戒の言葉でもあると話しています。
川の流れのように、時間は元には戻らず、過去を変えることはできません。
このことを肝に銘じ、少しでも過去の選択を悔いることを減らすために、自分の気持ちに従い、自分のやりたいことに取り組む日々を送っていきたいものですね。
3. おわりに
今回の内容は以上になります。ここまで読んでいただきありがとうございました。
最近は、本を読むことで様々な考え方に触れ、自分の人生の指針が定まり、後悔をしないような生き方を目指せるようになってきたのかなと思ったりなんかしています。
具体的に言うと、最近は気になった漫画やライトノベルは以前よりも積極的に買うようになりましたね!
では、今後もよろしくお願いします。
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