1. はじめに
マズラプです。159回目の投稿になります。
今回は、アニメ「処刑少女の生きる道(バージンロード)」第12話『ふたりの旅路』を視聴した感想を書いていきます。
(↑の画像にしたのは、単純にこの表情に萌えを感じたからです)
結論から述べますと、「文句なしの最終回だったぜ…!」です。
物語を締め括る最終回にふさわしい、激アツ+テンコ盛りな内容で、満足させていただきました。
そんな第12話を視聴して印象に残ったことを3つ挙げていきます。
最終回ということもあり話したいことは尽きませんが、その中でも特に触れたいことについて挙げていこうと思います。
どうぞ読んでいってください。
第11話の感想はこちらです。
2. 第12話『ふたりの旅路』を視聴して印象に残ったこと3選
①激アツ!3人の力を結集させた勝利!
第12話を語る上で欠かせないのは、巨大化したパンデモニウムとの決戦でしょう。
激しい戦闘描写、力を合わせた必殺技、そして美麗な作画と、大変見応えのある内容でした。
巨大化したパンデモニウムは、高い再生力と圧倒的物量に加え、破壊力や俊敏性もある攻撃、そして教典と短刀を奪う奇襲を続け様に放ち、メノウも一時かなり追い詰められ、あわや全身を八つ裂きにされる手前にまでいっていました。
今まで苦い表情を浮かべることはあれど悲鳴をあげるようなことはなかったメノウが、四肢を引きちぎられそうになり絶叫する様は、非常に印象的でした。
物理的苦痛により悲鳴をあげてしまうメノウもまた趣きがありますね。そういった意味では、私もパンデモニウムの『頑張った末に死ぬヒロイン』という思想に共感を覚えます。(本性を表したオタク)
あまりのパンデモニウムの猛攻に、思わず「これで小指…!?嘘だろ…!!??」と驚愕せざるを得ませんでした。
そんなパンデモニウムを、メノウは、アーシュナの剣とアカリの導力を用いた大技を放つことで撃破しました。
この大技は、導力を大きく消費する代わりに高火力の魔導を放つことができるアーシュナの剣、大量の導力を持ち他人と共有することができるアカリ、そして卓越した導力操作の技術を持つメノウ、この3つが揃わなければ実現することはできませんでした。
したがって、この大技は、3人の力が結集されたものであり、この3人だからこそ勝利することができたと言えます。
これは胸熱ポイントだなと感じました。
また、このことは、それぞれのキャラクターの存在意義を明示していることでもあり、ストーリー展開の完成度の高さも窺うことができました。
改めて、本当に素晴らしい場面でした!
②アカリへの気持ちが変化したメノウ
個人的に最も印象的だったのが、メノウのアカリに対する思いの変化です。
パンデモニウム(小指)との激戦後、モモと話していた際に、メノウは「アカリをパンデモニウムのようなおぞましい存在にしないためにアカリを殺す」と話していました。
この言葉は、『アカリのためにアカリを殺す』と捉えることもできます。
そして物語の最後には、「もし仮に、アカリが純粋概念を暴走させないという保証ができるのであれば、そのとき私は…」とまで考えていました。
第1話のメノウは、アカリをただの迷い人、つまりは処刑対象のうちの1人として認識していました。
しかし、アカリと時を共にすることで、メノウの考え方が変わっていき、第12話の頃には、アカリを1人の個人として扱い、果てにはアカリを処刑しないという考えすらチラつくようになっていました。
このように、第1話から第12話の間に、メノウのアカリへの気持ちが変化したと考えることができます。
このメノウの心情の変化は、メノウが処刑人としての役割を放棄すること、さらには「厄災をもたらす迷い人は一律で処刑する」というこの世界のルールに反旗を翻すことにさえつながるものであり、この物語に大きな衝撃をもたらす変化と言えるでしょう。
おそらくメノウのアカリへの気持ちの変化は、この作品の軸となる要素の1つなのだと思います。
シシリア司祭の「あなたはフレアとは違うわ。あなたはあなたの道をいきなさい」が、まるで今後のメノウの行く末を暗示しているかのようで、いい味出してますね〜。
私は、メノウがアカリを殺さない選択をする展開になりそうだなと考え、度々感想ブログにも書いてきたわけですが、ついにそれが形になり始めてきたわけですね。
メノウの思い悩む姿も楽しみたい私としては、願ってもない展開です(本性を表したオタク2回目)。
う〜ん、どうなっていくのか続きが見たい〜〜!!
③まさかのマノン復活!
最後にどうしても触れたかったのがマノン復活についてです。
実はパンデモニウムはマノンの姉だったという感動的新事実の公開もさることながら、やはりマノンが生き返ったこと自体が個人的に喜ばしいことで、心の中で歓声をあげていました。
第1話でアカリに殺されてしまったミツキの死体が、マノン復活に使われるという伏線回収には、鳥肌が立ってしまいました。
そして何よりも、私の推しであるマノンの姿がまた見られて嬉しい限りです!
なかなかえげつない復活方法だったけどね!!
これからも世界を混沌とさせて、メノウの苦しむ表情を見せてくれっ!(本性を表したオタク3回目)
3. おわりに
今回の内容は以上になります。ここまで読んでいただきありがとうございました。
最後には、メノウが真アカリに気付きかけたり、モモがアカリを殺すことを決意したり、パンデモニウムとマノンが世界を混沌に陥れるために一歩踏み出したり、フレアがめちゃくちゃ意味深なことを話していたりと、今後の展開に大きく関わるであろうことがたくさん出てきて、とてつもなく先が気になりました。
というわけで原作ライトノベルを買うことにしました!!!
この世界の行く末を見届けようと思います…!
改めて、素晴らしい作品でした!
製作陣の方々、本当にありがとうございました!
では、今後もよろしくお願いします。
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