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「リコリス・リコイル 第10話『Repay evil with evil』感想」印象に残ったこと3選 2022年夏アニメ

1. はじめに

 マズラプです。176回目の投稿になります。

 

 今回は、アニメリコリス・リコイル」第10話『Rpay Eli with evil』を視聴した感想を書いていきます。

https://youtu.be/sn-RBlHNGuU より引用

 第10話は、人生の最後を迎えつつある千束の切なさと、ついに始まった真島VS DAによる面白さが入り混じり、感動と興奮を同時に得られた回でした。

 

 あまりにもテンションが上がり、こんなツイートをする始末です笑

 

 

 そんな第10話を視聴して印象に残ったことを3つ挙げていきます。

 

 どうぞ読んでいってください。

 

 第9話の感想はこちらになります。

pmp68096801.hatenablog.com

 

 

 

 

2. 第10話『Repay evil with evil』を視聴して印象に残ったこと3選

①千束との最後の時間

 第10話でまず印象的だったのは、自分のために他人の時間を奪いたくないからと、喫茶リコリコの閉店を決意した千束の姿です。

 

 今までみんなでワイワイしながらもしっかり連携し数々のミッションをこなしてきたリコリコの様子からは想像もできないほどのあっさりとした解散で、私自身も感情が全然追いつきませんでした。

 しかし、リコリコから離れていくクルミやミズキ、閉店準備を進める千束とミカを見ていると、リコリコは終わりを迎えたのだという実感が湧き、感慨深くなりました。

 

 さらに、千束の命も残りわずかであることも思い出され、クルミやミズキとの絡みやリコリコでの活動などの、楽しかった日常がこれで終わり、繰り返されることはないのだと考えると、胸に込み上げるものがありました。

 

 

 中でも、クルミ「世話になった」はとても印象に残りました。

 あのクルミが素直に礼を口にすることは意外でしたし、別れによる悲しさなのか千束を助けることができなかった悔しさなのか、感情を隠しきれずに声に出てしまっているように感じ、記憶に残りました。

 この一言から、クルミも、千束をはじめとしたリコリコでの日々、そして千束自身を、かけがえのないものとして考えていたことを推察でき、エモさを感じました。

 

 

 そして千束の「やっぱり、寂しいですよ」は最も印象的でした。

 リコリコ閉店間際も、いつものようにむしろそれ以上に明るく振る舞っていた千束ではありましたが、実際はやっぱり寂しかったんですね…。

 私の心は感動の渦に飲み込まれていました。

 

 そんな千束の姿を見ていると「みんな千束といて楽しいと思うし、時間を奪っているなんて考えなくていいよ…!」と伝えたくなりました。

 

 

 あとはたきなが頼りだ…!なんとかしてくれ…!!

 

 

 

 

②真島の真の狙い

 今まで延空木が次の標的であることを匂わせてきた真島でしたが、今回ついに真島の本当の狙いが明らかになりました。

 

 

 真島の真の狙いは、延空僕の破壊ではなく、作中日本の平和維持体制を崩壊されることだったのです。

 

 真島は、街の様々な場所に銃を設置し、そのことをセレモニーの配信を通して日本中に拡散しました。

 真島が延空木を狙ったのは、折るためではなく、セレモニーの配信をジャックし情報を拡散させるためだったのですね。

 

 そして、銃取引で得た銃は、真島たちテロ組織の武装ではなく、民間人のもとにばらまくためのものだったのです。

 第1話から今まで解明されていなかった銃取引の謎が、やっと明らかになったわけですね。

 

 

 銃を持った民間人が暴れれば、少なからず被害が発生しますし、もっと言えば被害が未然に防がれたとしても、目撃者は発生するでしょう。目撃者が発生すれば、瞬く間に情報が拡散され、日本にもテロ事件の危険は例外なく存在していることが周知されてしまいます。

 そうなれば、事故が全く発生していない(ことになっている)という現在の日本の平和は崩れ去ることでしょう。

 

 真島は、今の平和は見せかけの平和であることを知らしめるという目的を達成することができます。

 

 

 しかし、銃を持った民間人確保のためにリコリスを動かしてしまえば、警察以外の組織の存在が明るみになってしまいます。

 なぜなら、銃を持っただけの民間人は、テロリストと異なり完全な悪とは判断できず、殺害することによる、完全な口封じができないからです。

 

 

 これにより、リコリスを動かさなければ平和は崩壊し、リコリスを動かせばDAの存在が知られ、DAの存続が危うくなり、将来的に平和は崩壊するという、八方塞がりな状況に追い込まれてしまいました。

 

 果たして、DAはこの危機をどう脱するのか、千束不在の中たきなをはじめとしたリコリスたちはどう立ち向かうのか、今後の展開が非常に楽しみです。

 

 

 

 

③自分で選択することの大切さの示唆

 第10話では、千束と真島の発言で「自分で選択することの大切さ」について触れられており、印象に残りました。

 

 

自分の人生歩ませてくれたことに感謝する千束

 今回ついに、ミカの口から千束に向けて「ミカとシンジが千束を助けた本当の理由」が語られました。

 そしてそれを聞いた千束は「ありがとう先生。私に決めさせてくれてありがとう」と、変わらずに感謝の言葉を口にしました。

 

 シンジが自分に殺しをさせるために自分を助けたこと、自分の人助けはシンジの意向には沿わない行動であることなどを知ってもなお、千束はミカとシンジに感謝の思いを持っていたのです。

 千束は、戦闘力だけでなく、心も強い子なのだなと感じました。

 

 ミカの苦悩と千束の思いで、今回1番の感動の波が押し寄せてきたシーンでした。

 

 

 そして同時に、この千束の言葉は、自分の選択をすることの大切さについて示唆されていると思いました。

 「才能を活かせる与えられたこと嫌々する人生よりも、才能は活かせなくても自分のやりたいことを楽しくやる人生のほうが、幸せなことである」そんなメッセージを感じることができました。

 まぁ千束の戦闘技術は存分に生かされているわけで、千束の場合は、自分のやりたいことを楽しくやるために強引に才能を活用する人生と言ったほうが正確かもしれませんね。

 

 

 このことは、千束に限らず、私たちにも言えることなのではないでしょうか。

 自分で考え、選択した結果の人生を歩んでいきたい、そして自分が選択できる自由があることに感謝して生きていこう、そう思いました。

 

 

 

真島の思想

 今回は、真島と楠木がバチバチに議論を交わすシーンもありました。

 おそらく真島の場所を特定するための時間稼ぎを楠木が仕掛け、真島はそれに乗ったという場面だとは思いますが、議論は学術的に考えても非常に興味深い内容で楽しめました。

 

 特に「悲惨な現実を知らなければ、平和の意味さえ人々は忘れてしまうんじゃないのか?」は、耳にしたことのある「物事には必ず慣れがある」や「人々は日常の大切さを忘れがちである」というような考えを想起させ、『悪意の存在すら感じない平和』を的確に否定している発言で、面白いと感じ印象に残りました。

 

 

 そしてこの議論の中でも、自分で選択することの大切さに触れた発言がありました。

 それは、真島の「善悪の天秤ってのはな、どっちに傾くにしてもお前らみたいな存在に操られるべきじゃねぇ。バランスを取り戻さなきゃな」です。

 

 このことは、「善悪は人々の意思によって判断されるべきである」つまりは『人々が善悪の判断を下す余地を残すべきである』と捉えられ、自分で選択することの大切さを意味しているのではないかと考えました。

 以前の真島の「やりたいようにやる」「興味があったから依頼を受けた」といった発言から、真島は、自分の意思による選択であることを重んじているキャラクターであると見受けられるため、このような解釈も十分にできるのではないかと思われます。

 

 与えられた見方を鵜呑みにするのではなく、自分なりに考えてみることが大切なのだなと考えさせられました。

 

 

 

 これらの2つから『自分の選択のもとで人生を歩んでいくことの尊さ、大切さ』が、このリコリス・リコイルという作品が提示しているテーマの1つなのではないかと考えました。

 

 第3弾PV発表後の公式サイトに表示されている Visual 03 には『選びとる未来』というフレーズが書かれていますし、信憑性は高いのではないでしょうか。

 

 各キャラクターのどんな『選択』が描かれていくのか、非常に楽しみです。

 

 

 

 

3. おわりに

 今回の内容は以上になります。ここまで読んでいただきありがとうございました。

 「よしさんも確保する真島」「強行手段もとれちゃうたきな」「現場に同行する楠木司令」「お前には興味ないミラーのたきなと真島」「晴れ着千束」「ミカも出陣」など、今回も見所満載でした。

 一気に加速した物語が、どう展開されていくか、今から次回が待ち遠しいです!

 

 では、今後もよろしくお願いします。

 

 

 

 

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