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「リコリス・リコイル 第13話『Recoil of Lycoris』感想・考察」印象に残ったこと3選 〜2022年夏アニメ〜

1. はじめに

 マズラプです。183回目の投稿になります。

 

 今回は、アニメリコリス・リコイル」第13話『Recoil of Lycoris』を視聴した感想を書いていきます。

https://youtu.be/-CQsijUeBis より引用

 今回の第13話は、この作品の最終回だったわけですが、まさに大団円と言える終わり方だと感じ、とても楽しむことができました。


 この物語が終わってしまうのは大変名残惜しいですが、得られた満足感の方が大きく、温かい気持ちになりました。

 

 

 そんな第13話を視聴して印象に残ったことを3つ挙げていきます。

 

 どうぞ読んでいってください。

 

 第12話の感想はこちらです。

pmp68096801.hatenablog.com

 

 

 

 

 

2. 第13話『Recoil of Lycoris』を視聴して印象に残ったこと3選

①真島の行動方針

 第13話でまず印象に残ったのは、深掘りされた真島の内面についてです。

 

真のバランサーな真島

 まず、真島は根っからのバランサーであることが分かりました。

 「俺は弱い方の味方」「DAが劣勢ならそちらにつく」といった発言から、真島は本当にただバランスを取りたいだけで行動していたんだなと感じました。

 

 つまり、真島は、テロ行為をするための名目としてバランスをとりたいと言っていたのではなく、バランスをとりたいから結果としてテロ行為をしていたと言えます。

 

 いやぁ、真島は「バランスをとること」を自分の正義に掲げた、真のバランサーだったというわけですね〜。

 なんだか感心してしまいますね。テロリストですけど。

 

 

生と死のバランスをとる

 そして、真島は、恐怖を感じる相手と戦いたかったから、執拗に千束に挑んでいたということも印象的でした。

 

 このことは、真島は自分より強いものと戦い恐怖を感じることで、『生』を感じたかったということではないかと考えました。

 

 ただ生きているだけでは生きている喜びを実感できない、死を意識して初めて生の喜びを感じることができる」といったような考えに基づいての行動だと考えられます。

 第10話でも平和は自分たちの手で掴み取るものだというような話をしていましたし、今回もそれに近い話だと感じました。

 

 まさに「生と死のバランス」をとる行為と言えますね。

 う〜ん、なんとも真島らしいですね笑

 

 

 しかしこれは、今のところ、真島の心を満たしてくれる存在は、千束しかいないと言い換えることもできます。

 わざわざ爆破するという嘘をついたり、自分のことを「依頼主」と言っていことも、どうしても千束と戦いたかったからだと考えられます。

 

 こう考えてみると、なんだか悲しさを覚えるような気もします。

 生きてて楽しいこともいっぱいあるし、他人に貢献することで自分の存在価値を感じることもできる(「嫌われる勇気」より)よ〜

 

 

 

 これらのことから、真島の行動方針は、「バランスをとること」「生を感じること」だったと言えます。

 このように考えてみると、真島も一貫性のあるキャラクターだったというわけですね。

 

 

 自身の行動方針が明確なキャラクターは、見ていて清々しさ感じられて好きですし、憧れさえも抱いてしまいますね。

 

 でも真島はテロリストなのでホント早く捕まって欲しいです。

 

 

 

 

②かっこよくも怖いミカ

 第13話では、ついに本気を出したミカの姿も非常に印象的でした。

 

 千束を襲ったシンジの部下を軽くあしらったこと、足が不自由なことは完全なフェイクですでに普通に戦えること、シンジを殺し千束の心臓を回収したことなど、まさに大活躍でした。

 

 しかしそんな大活躍のミカに対して、クルミ「お前が一番怖えからな」と言ったシーンが印象的でした。

 

 そこで、ここではミカの怖さについて考えていこうと思います。

 

 

1番を守るためなら2番以降を切り捨てることができる

 前述したように、ミカは、旧友のシンジを殺していました。

 これは、ミカの中での優先順位が変わったことを示唆していると言えます。

 

 以前は、DAでの自身の立場やシンジとの関係のために千束の存在を利用していたミカでしたが、千束と過ごすうちに、いつしか千束の存在が自分にとっての1番になっていたのでしょう。

 シンジの「狂わされたな、お前も。あの子に」という言葉が、このようなミカの内情を表していると言えますね。

 

 

 このことから、ミカは1番を守るためなら2番以降を切り捨てる覚悟を持っていることが分かりました。

 ミカにとってシンジの存在は、2番とは言わずともおそらく上位5つのうちに入ると思われます。

 そのシンジの命を、ミカは自らの手で奪いました。

 

 このことは、ミカは、一番守りたいものを守るためなら、手段を選ばず、無慈悲に残虐になれることの裏付けであると捉えることもできます。

 

 味方であれば心強いですが、敵には回したくない存在ですね…。

 

 

真実を自分の胸のうちに抱え続けることができる

 今回ミカはシンジを殺し千束の心臓を回収したわけですが、そのことは千束には伝えていません。

 

 ミカはシンジが仕込んでいたメッセージカードもしっかり抜き取っていました。

 これにより、千束は自分の生き方を曲げずに生き延びることができたと考えることができるでしょう。

 

 

 このことから、ミカは強靭な忍耐力を持っていることが分かると考えました。

 

 第10話で、ミカは初めて千束に対して、人工心臓にまつわることの真実について話していました。

 つまり、ミカはそれまで千束のために、真実を自身の胸のうちにずっと抱え込んでいたわけです。

 

 第10話で真実を告げたあと、ミカは涙を流していました。他人を欺き真実を隠し続けることはそれくらい大変なことだと言えます。

 しかしミカは、第10話まで真実を隠し通すことができていたこともまた事実です。

 これは、ミカが高い忍耐力を持っていることの証と言えると思います。

 

 

 そして、今回シンジを殺して心臓を回収したこともまた、ミカは隠し続けると思われます。

 千束を守るために千束には真実を見せず、自分の胸のうちに抱え込み続け、何食わぬ笑顔で立ち振る舞うことでしょう。

 

 加えて、足が完治していることを誰にも気取られていなかったほどの狡猾さも持ち合わせているときました。

 ミカの隙のなさには脱帽せざるを得ませんね。

 

 

 

 上記で述べてきたように、ミカは高い技術とともに、強靭な精神力も持っていることが分かります。

 これらのことを考えると、クルミがミカを一番怖いと評したのも分かるような気がしますね。

 

 あのウォールナットに怖いと言わせたのですから、実はミカがこの作品一番の大物なのかもそれませんね…。

 

 あんな笑顔で和菓子作ってたり、数字打ち込むのめっちゃ遅かったりするのに…

 

 

 

 余談ですが、千束に気づかれず千束の命を守るミカは、まるで秘密裏に日本の平和を守るDAのようだなと感じました。

 果たしてこのことには何か意味があるのでしょうかね…。

 

 

 

 

③戻ってきたリコリコの日常

 最後に、リコリコの日常が戻ってきたことが、感慨深く、印象に残りました。

 

 様々なことがありましたが、リコリコメンバーの活躍により、千束の心臓問題は解消され、また今まで通りのリコリコの姿を見ることができました。

 一度失いかけたかけがえのない日常が、再び見られることは、とても感動的で、胸が熱くなりました。

 

 またあのおもしろおかしく賑やかな様子を見られるのかと思うと、自然と笑顔になっていくようです。

 まぁもう最終回なんですけどね!笑

 

 

 とにかく、また千束とたきなが笑あえるようになって本当によかったです!!

 

 

 そして、最後のクルミ「アロ〜ハ〜(びよ〜ん)」には爆笑しました笑

 

 最後の最後までギャグを差し込んでくるあたり、本当にリコリコらしいと思いました。

 

 正直なところ、これが言いたかっただけなので、③の本体はこれです笑

 

 

 リコリコ、今まで最高の時間をありがとう!

 

 

3. おわりに

 今回の内容は以上になります。ここまで読んでいただきありがとうございました。

 

 え?最終回なのに千束とたきなに関する内容が少ないですって?

 それは今まででいっぱい書いてきたからいいんです!!

 

 改めて、リコリス・リコイルは、笑えて、萌えて、熱狂できて、感動できる、素晴らしい作品でした!

 今後はコミカライズ等も展開されるそうなので、そちらも追っていければと思います。

 

 あと、続編期待してます!!!

 

 では、今後もよろしくお願いします。

 

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4. 参考文献

・「嫌われる勇気」, 岸見一郎 古賀史健, 2013, ダイヤモンド社

 

 

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