1. はじめに
マズラプです。231回目の投稿になります。
今回は、自己啓発本「エフォートレス思考 努力を最小化して成果を最大化する」を読んだ感想を書いていきます。
・「エフォートレス思考」(グレッグ・マキューン, 2021, かんき出版)
本書を読んで、本書の最も伝えたいことだと感じたこと1つと、特に印象に残ったこと3つを挙げていきます。
◯本書の最も伝えたいこと
「シンプルで簡単な道を選ぼう」
◯特に印象に残ったこと
①リラックスも仕事のうち
②成功したいならまず終わらせろ
③初期投資を入念に
今回の記事は、「印象に残ったことを書くことで自分の記憶に定着させたい」「本書を読んだことのない人が本書を読むきっかけをつくりたい」という考えのもと作成しております。
本記事を読み、本書の内容に触れることで、少しでも興味を持っていただければ幸いです。
とはいえ、そんなに気負わないでいただいて大丈夫です。
ぜひ本記事は「ちょっと知見を広げようかな」といった気軽な気持ちで読んでみてください。
2. 「シンプルで簡単な道を選ぼう」
まずは、本書の最も伝えたいことだと感じたことを紹介します。
シンプルで簡単な道を選ぼう
これが本書の最も伝えたいことだと、私は考えました。
確かに頑張りは成果につながるけど、それには限度がある。
であるならば、限界を超えて頑張るのではなく、もっと簡単な道を選んでみないか?
それが本書の主張の根底にある考え方だと思います。
語弊を恐れずに言うのであれば、『無駄な努力』は存在するのです。
そして、無駄な努力をやめ、最小の努力で成果を挙げるのが、「エフォートレス思考」というわけです。
「成果を挙げるために、つねに疲れきっている必要はない。大事なことをやり遂げるために、心身を極限まですり減らす必要はない。」
「力を抜いて成果を出すことは、けっして怠惰なことではない。むしろ、スマートな生き方だ。」
「頑張らないのに結果を出す。いや、頑張らないからこそ結果が出せる。」
など、この考え方に基づいた心に響く言葉がたくさんあり、多くの学びを得ることができました。
3. 「エフォートレス思考」を読んで特に印象に残ったこと3選
①リラックスも仕事のうち
1つ目は、こちらの言葉が印象に残りました。
リラックスも、仕事のうちだ
成果を挙げたいのであれば、とにかく取り組み続ける、努力し続けるしかないと思っている人は少なくないのではないでしょうか。
休憩をとることは、表面上は何もしていないのと変わらず、前に進んでいないことと同義とも捉えられます。
そのため、成果を追い求めているときほど疎かにしがちだと考えられます。
成し遂げたいことがあるのに何もしないのは焦りますよね。
だからとにかく何かしてしまうのだと思います。
かくいう私もそのうちの一人で、とにかく何かして前に進んでいる感覚を得たいがために、学生の頃にはアニメを見ながらゲームをしたりといったマルチタスクばかりしていました。
しかし、実際は休憩することが成果を挙げる近道なのだそうです。
本書では「肉体的・精神的に最高のパフォーマンスを出すためには、使う時間と休ませる時間のメリハリが大事」だと述べられています。
頑張れば頑張るほど成果が出るかというと、そうではありません。
収穫逓減の法則が存在し、あるポイントを超えると、努力の量は結果に結び付かなくなります。それどころか、むしろパフォーマンスが低下してしまうのだそうです。
したがって、闇雲に行動し続けるよりも、適度に休憩したほうが、体力や思考力が回復し、結果的に成果に結びつきやすくなるのです。
「急がば回れ」とはまさにこのことだなと、非常に勉強になりました。
また、「リラックスは怠惰だ」ではなく、「リラックスも『仕事のうち』だ」と考えることで、休憩することへの心理的抵抗も多少は減少するのではないかと感じました。
そういった意味でも、本項で取り上げた言葉は、とても参考になるものでした。
「早く成果を出したいと焦って行動し続けてしまう気持ちを抑えて、適度に休憩をとっていこう」「休憩をとることは、遠回りではなくむしろ近道であることを覚えておこう」そう思いました。
②成功したいならまず終わらせろ
2つ目は、こちらの言葉が印象に残りました。
成功したいなら、まず終わらせろ
課題や資料作成など、高評価を得たいがために、張り切ってあれもこれもやろうと考えてしまうこともあるかと思います。
しかし、完成しなければ本末転倒なのです。
結果は、完成したものを評価してもらうことではじめて得られます。
当たり前ですが、完成していなければ、完成品を評価してもらうことはできません。
つまり、完成しなければ、評価をしてもらう段階に移行することができず、100%成功することはないのです。
まずは完成させ、評価を得られる状態にすることが大切なのだなと学ぶことができました。
何かに取り掛かるときは、このことを思い出して、本末転倒を起こさないようにしようと考えました。
ちなみに、このことは、今まさに取り組んでいるブログ作成にも言えることだなと感じました。
そんなわけで、まずは完成させようと思いながら今書いています笑
拙い文章ですが、許してください!
③初期投資を入念に
3つ目は、初期投資を惜しまず入念に行うことの大切さが印象に残りました。
こちらは、ある一つの言葉というよりは、いくつかの内容に当てはまるなと私が考えたことになります。
本書には、以下のようなことが述べられていました。
・基礎や原理に関する知識は、応用できるし、関連する知識を紐付けしやすく新たな知識を得やすくなるため、最初に学んでおくべきである
・最初に、その後人間の判断の介入が少なくなるような仕組みづくりを行うと、後に発生する手間を削減できる
・人材採用を入念に行い、信頼できる社員を採用しておくことで、不信により発生するコストを削減できる
・『2回測って1回切ろう』。基準となる値を誤まらないように、1回ではなく2回計測する
これらのことから、初期投資を惜しまず入念に行うことが大切なのだと考えました。
『何事も最初が肝心』ということですね。
そのときは割りに合わないと思っていても、後々のコストを削減できるため、いずれは初期費用を回収し利益を挙げられるのです。
初期投資をしっかり行うことは、長期的に見て得というわけですね。
短期的利益にとらわれず、長期的視野を持って、日々行動していこうと思いました。
4. おわりに
今回の内容は以上になります。ここまで読んでいただきありがとうございました。
本書には、上記に挙げたもの以外にもたくさんの『心に響くためになる言葉』が書かれています。
本記事を読んで少しでも興味を持った方は、ぜひ読んでみてください!
きっと後悔しないと思います!
では、今後もよろしくお願いします。
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