おはこんにちばんは、マズラプと申します。
今回は、先日行われたRAGE 2021 summer、ミリオンカップで使用したデッキのリストと、それらのデッキを選択した理由について、簡単に述べていこうと思います。
今回の記事は、両大会でマネーフィニッシュした記念に、記録として残しておこうという理由によって制作されているので、内容は非常に簡素なものになりますが、お時間のある方は読んでいただけると幸いです。
では、早速本題に入ります。
1. 使用デッキのリスト紹介
本章では、使用したデッキリストと、こだわりのある点を紹介します。
◯アーティファクトネメシス
パラダイムシフトを加え、コストを下げることでリーサルやコンシードを目指します。
こちらのデッキの使い方等については、こちらの記事で紹介されておりますので、URLを載せておきます。
https://twitter.com/ykfurisuku/status/1390291487225573382?s=21
□こだわりポイント
・バハムート3枚採用
バハムートは、明確なリーサル札であるため、3枚採用しました。アーティファクトネメシスは、ブリッツアーティファクトを使用してリーサルを狙うことが多いです。しかし、ブリッツアーティファクトだけでは、攻撃力の2ダメージかラストワードの2ダメージしか与えることができないため、相手リーダーの体力を大きく減らすことが難しいです。そこで、バハムートのアクセラレートでブリッツアーティファクト破壊することで、ラストワードの2ダメージ+1ダメージで3ダメージを相手リーダーに与えることができます。このコンボを駆使することで、パラダイムシフト4枚+バハムートで、相手リーダーの体力を20減らすことができます。このように、バハムートが手札にあれば、リーサルを目指しやすくプランを立てやすいです。
アーティファクトネメシスの他のリーサル札として、ミリアムが挙げられます。こちらはバハムートと異なり、パラダイムシフトを加えることができ、相手盤面に守護がいるときにもリーサルを狙うことができます。しかし、ミリアムとパラダイムシフトで20ダメージ出すには、パラダイムシフトが5枚必要です。また、その際には、ブリッツアーティファクトが相手のフォロワーと交戦して破壊される必要があります。したがって、ミリアム、パラダイムシフトの他に、相手の盤面のフォロワーが必要になります。これらの点から、バハムートを用いたパターンより、安定性に欠けると考え、リーサル札としては、バハムートを評価しています。
上記の理由から、バハムートは3枚採用しています。
◯進化ヴァンパイア
進化回数を稼ぎ、グリームニルやシスでのリーサルを狙います。ハレゼナやネレイアなどの環境的に強力なカードが組み込まれています。
進化ヴァンパイアの使い方等については、こちらの記事で紹介されていますのでURLを載せておきます。
W's|ぼーいん on Twitter: "進化ヴァンパイア 考え方 倒し方|ぼーいん @in_tcg #note https://t.co/hoynaDKScG
今からでも入れる進化ヴァンパイア保険の採用枠とカードの役割とマリガンと構築と各対面の大局観、ショーダウン何捨てるドリル(随時更新予定)
無料で7000文字ぐらいあります(*'ω'*)"
https://twitter.com/in_tcg/status/1386972538782113798?s=21
□こだわりポイント
・ショーダウンデーモンのマリガン
ショーダウンデーモンは、先攻では、アルザードや霹靂の悪魔など、他にキープしたいカードがないときは単キープし、キープしたいカードがあったときはキープしていませんでした。後攻では、単キープ(アルザードがあるときは考える)していました。
このデッキにおけるショーダウンデーモンは、序盤の事故緩和に大きく貢献していると思っています。このデッキには、堕落の決意やグリームニル、ゼルガネイアなど、序盤には不要なカードが少なからず存在します。ショーダウンデーモンはそれらのカードを別のカードに入れ替えることができます。
しかし、手札が不要な札で溢れているような状態でないことも、もちろんあります。そのような場合、ショーダウンデーモンは使いにくいカードとなってしまいます。そこで、前述したようなマリガンをすることにしました。
後攻は、先攻よりも1枚多くカードを引くことができるので、先攻よりショーダウンデーモンで手札を捨てやすいです。また、先攻と比較してテンポを失っているので、2コストフォロワーをキープしておきたいです。したがって単キープになります。逆に先攻では、霹靂の悪魔などの捨てたくないカードとショーダウンデーモンを一緒にキープした場合、捨てたいカードがなく、ショーダウンデーモンをプレイできない可能性が、後攻時より高まります。ただし、ショーダウンデーモンをキープせず、不要なカードで手札が固まってしまった場合、何もできずにゲームに敗北してしまうという懸念もあります。そのため、他にキープしたいカードがあるときはキープせず、他にキープしたいカードがないときはキープしてました。
簡単ですが、使用デッキの紹介は以上になります。
2. デッキの持ち込み意図について
次に、上記のアーティストネメシスと進化ヴァンパイアを持ち込んだ理由について述べます。
結論から言うと、「最も練度があると考えていた」からです。以下で、順を追って説明します。
まず、RAGEの環境は、「なんでもいる群雄割拠環境」と考えていました。
RAGE直前のJCGのデッキ分布は、ロキサスエルフ、セッカエルフ、進化ヴァンパイアが多く、次いで清浄ビショップ、のようなものでした。しかしながら、Ratings for Shadowverse(以後レート)では、前述したデッキの他に、進化ドラゴンやスペルウィッチ、アミュレットビショップなど様々なデッキとの遭遇情報がありました。したがって、今環境は非常に多くのデッキが存在していると考えていました。
次に、そのような環境予測を受けて、私が最も重視したのは、「練度不足で自滅しないこと」です。今環境では、仮想敵を絞った持ち込みをしても、その仮想敵に当たらない可能性も十分に存在し、デッキの相性で勝つことは困難と考えました。
というわけで、運の良い展開や相手のミスにより少しでも多くのゲームを拾えるように、またミスで落とすゲームを少しでも減らすように、「最も練度があると考えていた」デッキを持ち込むことにしました。
ちなみに、今回の持ち込み意図はこれだけです。ミリオンカップでも全く同じリストを持ち込んだのは、単純にRAGEからミリオンカップまで時間がなく、RAGEでも勝っていたので練度はありそうだし、まぁ良いかな、といった流れで決めました。それ以外の深い意図はないです。ですので、アーティファクトネメシスや進化ヴァンパイア以外に使いやすいと感じたデッキがあったのなら、環境の立ち位置に関わらず持ち込んでいたと思います。
正直なところ、アーティファクトネメシスも進化ヴァンパイアもそこまで強いとは思っておらず、大会前に勝っていたわけでもなかなったので、両大会でこんなに勝てるとは思っていませんでした。勝因を挙げるのであれば、「運(カードの噛み合い、マッチング)がよく、その運を練度不足により棒に振ることなく、存分に生かすことができたこと」になると思います。
今回の記事はここまでとなります。最後まで読んでいただきありがとうございました。今後も末長く続けて、結果を出せる機会を増やしていければと思います。