ねおすかい、ねおマズラプ!

アニメ、ライトノベル、漫画、その他本、日常生活等から感じたことを書く「雑談」ブログです

【感想】プロセカ「25時、ナイトコードで。メインストーリー」 特に印象に残ったこと3選 〜負の感情と呪いでつながるユニット〜

1. はじめに

 マズラプです。282回目の投稿になります。

 

 今回は「プロジェクトセカイ カラフルステージ feat. 初音ミクにおける「25時、ナイトコードで。」のメインストーリーを視聴した感想を書いていきます。

 ※ネタバレありです

 

 「25時、ナイトコードで。」のメインストーリーは、以下のリンクから視聴できます。

 

youtu.be

 

 本ストーリーを視聴して、特に印象に残った以下の3つのことについて書いていきます。

 

①負の感情と呪いでつながるユニット、それが「25時、ナイトコードで。」

 負の感情でつながる気持ち

 呪いを重ねる

 闇の深さに魅せられる

 

②辛すぎる奏の過去

 すべて自分のせいとして背負っている

 才能がマイナスに働いている

 

③終盤のまふゆの言動

 心を震わせる叫び

 「見つけてほしかった」まふゆ

 本質をついた無慈悲な正論パンチ

 

おまけ 気遣いができる瑞希が好きすぎる件

 

 

 

 

 

2. 「25時、ナイトコードで。メインストーリー」を視聴して、特に印象に残ったこと3選

①負の感情と呪いでつながるユニット、それが「25時、ナイトコードで。」

 まず印象に残ったのは、「25時、ナイトコードで。」というユニットの特徴です。

 

 「25時、ナイトコードで。」(以後 ニーゴ)は、負の感情でつながっているユニットなのだなという印象を受けました。

 

 

負の感情でつながる気持ち

 物語終盤で、奏や瑞希は、まふゆの心情に共感を示していました。

 これは、近しい痛みを味わった経験があるからこそ、できたことだと思います。

 

 特に「私のことなんて何もわからないくせに」と言ったまふゆに対し、奏が即座に「わかるよ」と返していたのは、とても印象的でした。

出典:https://youtu.be/jTYPn-ghGHg?si=AsFWMSEduJ189okO

 

 苦しい経験をしているまふゆに対し、自信を持ってわかると言えるのは、奏自身も同じくらい苦しい経験をしていたからであると言えます。

 

 一見相手に共感している心温まるシーンかのようにも見えますが、どちらも苦しい思いをしてきた(している)という事実が提示されているシーンでもあるため、視聴者としては胸が苦しくなりましたね。

 

 

 また、絵名は、自身の劣等感という負の感情から、まふゆに消えてほしくないと訴えていました。

出典:https://youtu.be/jTYPn-ghGHg?si=AsFWMSEduJ189okO



 

 このように、「みんなで良い曲を作ろう!」というポジティブなつながりではなく、「あなたの辛さもわかる」「もしくは私の辛さを解消できるものをあなたは持っている」といった負の感情を中心に、つながりができているユニットがニーゴなのだということが、印象に残りました。

 

 

 

呪いを重ねる

 また、この物語の終着点である「奏がまふゆを救える曲ができるまで曲を作り続ける」という結論も印象的でした。

 

 丸く収まった結論かのように思えますが、「奏がまふゆを救える曲ができるまで曲を作り続ける」ということは言うなれば、「奏の父からの呪いを、まふゆからの呪いで補強している」ということになります。

 

出典:https://youtube.com/watch?v=jTYPn-ghGHg&si=M2xApHxJN_nWQqxy

 

 呪いを受け続けるために、また別の呪いで縛り付ける、なんて救いのない行動なんでしょう…

 

 

 希望や使命ではなく、絶望や呪いという言葉が使われている様子から、ニーゴのグループの“色"が見えてきました。

 

 だがその闇が良い…!

 

 

闇の深さに魅せられる

 負の感情や呪いといった、抱えるものの闇の深さこそが、ニーゴの魅力なのだろうなと感じました。

 

 キャラクターが感じる辛さに共感したり、闇に飲み込まれつつも自分を保とうと抗う姿に胸を打たれたりと、そういった楽しみ方ができるユニットだなと思います。

 

 ニーゴの抱える闇は、私にとって心地良いものでした。

 

 

 ちなみに私は精神的苦痛を感じる女の子に萌えを感じるタイプなので、そういった面からも、ニーゴにとてもハマりました。

 

 

 今回ストーリーを読んで良かったと心から思います。

 

 

 

 

 

②辛すぎる奏の過去

 2つ目は、奏の過去が印象に残りました。

 

 端的に言って、奏の過去が辛すぎます。

 

出典:https://youtu.be/jTYPn-ghGHg?si=PS-lYbWgy3oH73Yt

 

 このシーンなんて、あまりの出来事に言葉が出なくなってしまいました。

 

 

 

 なぜこんなにも辛さを感じたのか私なりに考えた結果、以下の2つの理由に至りました。

  • すべて自分のせいだと思っている
  • 才能がマイナスに働いている

 

 本項では、そのことについて語っていこうと思います。

 

 

 

すべて自分のせいとして背負っている

 まず、父の記憶障害の原因について、奏が「すべて自分のせいとして背負っている」ことが挙げられます。

 

 私は、奏の父の記憶障害の原因は、父にあると感じました。

 

 あくまで父の実力不足や父の気持ちの持ちようの問題であり、決して、奏が才能を持っていたことや奏が素晴らしい曲を作って聴かせたことが直接的な原因ではないと思います。

 

 まさに瑞希が感じた通りだと言えます。

 

 

 しかし、奏が素晴らしい曲を作って聴かせたことが、父の病を発症するトリガーとなってしまったこともまた事実です。

 

 その事実だけを見て、奏が自分自身を責め、「父があんな風になってしまったのは自分の曲に人を幸せにする力がなかったからだという歪んだ解釈」をし、「どんな人でも幸せにできる曲を作らなければならないという呪い」に縛られている姿に、私は辛さを感じてしまいました。

 

 

 一見すれば、「どんな人でも幸せにできる曲を作ろう」というのは、明るい未来を目指す素敵な目標のように思えます。

 しかし奏の場合は「父を絶望に突き落としてしまったことへの贖罪のため」「父の最後に残した言葉を遂行するため」という、かなり後ろめたい理由の末に生み出された目標であり、そのこともまた、辛さを助長しているのだと感じました。

 

 

 「奏のせいじゃない」「奏は奏のしたいように生きて」そんな言葉は決して届くことはないのだろうなと思わされてしまう、そんな状況に、心が引き裂かれるような思いでした。

 

 

 

 

才能がマイナスに働いている

 次に、才能がマイナスに働いていることが挙げられます。

 

 普通、何かしらの才能があることはとても喜ばしいことだと思います。

 しかし奏の場合は、結果として、才能を持っていることが最悪の形で作用してしまいました。

 

 こんなにも、才能があることが悪く感じられるストーリーがあるでしょうか。

 

 

 また、同じユニット内に、才能を渇望する絵名がいることも、この苦しさを助長させていると感じます。

 

 「こんなのいらない!」と奏に言わせてしまう状況に、やるせない気持ちで胸が埋め尽くされていました。

出典:https://youtu.be/jTYPn-ghGHg?si=AsFWMSEduJ189okO



 

 

 

③終盤のまふゆの言動

 3つ目は、物語終盤のまふゆの言動が印象に残りました。

 

 

心を震わせる叫び

 まず、今まで抱えていたものを吐き出すかのような、悲痛な叫びが印象的でした。

 

 「もう、救われるかもなんて、思いたくない!!」「もう疲れたの!!」「これ以上……どうしようもないじゃない……っ」などは、心の深いところに届いてくるような、心が震わされるような叫びで、思い出すだけで胸が締め付けられます。

 

 特に「これ以上……どうしようもないじゃない……っ」の「以上」と「どうしようも」の間で一度息を吸っていたのが、個人的にかなり好きです。

出典:https://youtu.be/jTYPn-ghGHg?si=AsFWMSEduJ189okO

 

 普段は周囲が望む自分を演じ、自分の本心を押し殺しているまふゆだからこそ、私の心に響いたのだと思います。

 

 

 

「見つけてほしかった」まふゆ

 また、「本当に__ずっと作り続けてくれるんだよね」の縋るような声色がかなり印象に残りました。

 

出典:https://youtu.be/jTYPn-ghGHg?si=AsFWMSEduJ189okO

 

 これは、自分を見つけてくれた奏に離れてほしくないという意思の表れであると捉えることができます。

 そしてこのことはつまり、「自分を見つけたかったのではなく、自分を見つけてほしかったんだ」という物語の結末の裏付けとも言え、印象深かったです。

 

 

本質をついた無慈悲な正論パンチ

 さらに、奏の過去を聞いたあとのまふゆもかなり印象的でした。

 

 奏の悲惨な過去を聞いても「呪われているんだね」「巻き込まないで」と一蹴するまふゆの姿は、あまりにも強烈でした。

 

 「消えない呪いがあるなんて、かわいそう」と笑顔で口にしたシーンなんて、思い出すと今でも鳥肌が立つようです。

出典:https://youtu.be/jTYPn-ghGHg?si=AsFWMSEduJ189okO

 

 声色や口調も相まって、そんなまふゆに、なんだかゾクゾクを感じてしまいました。

 

 本質をついた無慈悲な正論パンチを繰り出すまふゆも…良い…!

 

 

 また、まふゆのこの言動は、他人のことなど構っていられないほどに、自分が苦しい状況に置かれていることを示しているとも言え、まふゆがどれほど追い詰められるのかが痛いほど伝わってくるシーンだなとも思いました。

 

 

 

 このように、物語終盤のまふゆは心を震わせるものばかりで、とても印象に残り、また好きでした。

 

 

 

 

おまけ 気遣いができる瑞希が好きすぎる件

 以上で特に印象に残ったこと3つは終わりなのですが、最後にどうしても言いたいことを言って締めようと思います。

 

 それは、気遣いができる瑞希が好きすぎて推しになったということです。

 

 

 大きな負の感情を抱え、強すぎる個性を持つキャラクターたちで構成されているニーゴ。

 そんなニーゴにとって、相手の心情を察し、その場が丸く収まる最適解を考え、気を遣った行動をしてくれる瑞希の存在は、必要不可欠だと感じました。

 

 まさにニーゴの潤滑油と言っても過言ではないでしょう。

 

 自分も辛い思いを抱えているのにも関わらず、他人のことも気遣えるなんて、良い子すぎます。

 むしろ、自分が辛い思いをしているからこそなのかもしれませんね。

 

 

 察しがよく気遣いができるキャラクターは大好きなので、瑞希のことも大好きになりました。

 

 

 中でも、ファミレスオフ会での「こんな感じのテンションでも大丈夫?」はとても印象的でした。

 

出典:https://youtu.be/jTYPn-ghGHg?si=AsFWMSEduJ189okO

 

 自分本意で盛り上がりたいという気持ちを抑え、同席するメンバーに配慮してくれる瑞希

 「なんて気遣いのできる子なんだ…!」と感動しました。

 

 

 闇深いニーゴのストーリーにおいて、瑞希の気遣いは数少ない癒しなので、これからも楽しみにしています。

 

 

 

 

3. おわりに

 今回の内容は以上になります。ここまで読んでいただきありがとうございました。

 

 今までは曲を聴くことしかしていませんでしたが、今回初めてメインストーリーを最後まで見て、ストーリーの良さに気づくことができました。

 

 改めて、今回ストーリーに触れてよかったです。

 

 とりあえず、ニーゴのストーリーを最新まで追いつきたいと思いました!

 

 

 あ、ちなみに特に好きなニーゴの楽曲は「限りなく灰色へ」「アイディスマイル」です。(唐突)

 

 

 では、今後もよろしくお願いします。

 

にほんブログ村 アニメブログへ

 

 

4. 関連記事

 

pmp68096801.hatenablog.com

 

pmp68096801.hatenablog.com

 

pmp68096801.hatenablog.com