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【感想】「マスカレード・コンフィデンス 2」特に印象に残った展開・文言10選 〜中二心を満たしてくれる、激アツ異能力バトル〜

1. はじめに

マズラプです。285回目の投稿です。

今回は、ライトノベル「マスカレード・コンフィデンス 2 詐欺師は少女と仮面仕掛けの旅をする」の感想を書いていきます。

※ネタバレありです。

 

・「マスカレード・コンフィデンス 2 詐欺師は少女と仮面仕掛けの旅をする」(滝浪酒利, Ruitz, 2024, MF文庫J)

 

 

まず第一に、本作品はめちゃくちゃ面白かったです。

『怒涛』では物足りないほどの二転三転する展開と激アツ異能力バトルにより、私の中二心が満たされ、胸が熱くなっていました。

 

というわけで今回は、そんなマスカレード・コンフィデンス2の中で、特に胸が高鳴った展開や文言を10個紹介致します。

「パッと思いつくもの=印象に残っているもの」という発想に基づいているので、より「語りたい!」と感じたものから挙げています。とはいえ、1つ目以外はどれも同じくらい好きです。

読み終わった方は、振り返りながら楽しんでいただければ幸いです。

 

どちらかというと、作品の紹介というよりは、感想や感じた魅力を書いて発信することで、少しでも作者の方の励みになればいいなというような趣旨の記事になっています。

作者の滝浪酒利先生並びに関係者のみなさんに届け!この思い!

作者の方に関わらず、読んでいただけるととても嬉しいので、どうぞ読んでいってください。

 

 

2. 「マスカレード・コンフィデンス 2」特に印象に残った展開・文言10選

①「__水が蒸発するのは、温度だけが理由ではない。」

ロストムが蒸気の剣を発動させる直前に流れたこの文言が、私の中二心を満たしてくれました。

作中では、コーヒーを淹れる場面で、このことが述べられていました。その時は「今回は蒸気帝国の話だしな〜」と思う程度で、あまりに気に留めていませんでした。

しかし、この文言が出た時「そうか!これが蒸気の剣に関わっていたのか!」「そうじゃん!今まで散々言ってたじゃん!」と、一気にテンションがぶち上がりました。

何気なく流し見していた言葉が、一世一代の重要局面に掛かってくるなんて…!

もはや震えました。

個人的に、第2巻におけるイチオシの場面です。

 

 

②「詐欺師を信じたあいつが悪いのだ」

「払えって言われて素直に払ったことはない。だから大丈夫だ今回も踏み倒してくる」→「詐欺師を信じたあいつが悪いのだ」も心に残りました。ライナスが蒸気の剣を発動させる直前のセリフですね。

詐欺師ならではのかっこいいセリフで無理を押し通し、詐欺師ならではの言い逃れで最初から死ぬ気だったことを悪びれもなく語ってしまう言い回しに、興奮しました。

こういうの、好きなんですよ〜!

やっぱり、ライナスは最高の詐欺師ですね。

1巻で「詐欺師の本性すら仮面だった」ことが明らかになった時も思いました。

 

また、蒸気の剣を発動させるまでの流れも、今までの情報が繋がる展開ですごくよかったです。

「もらった〈夜行影牙(シャドウテイカー)〉って1回限りじゃないの?→そういえば2種類あるじゃん!→なるほど!」

「真紅の影はアイザックの残留思念だから、制御できない→心臓が貫かれて死ぬ→『体』の条件達成→なるほど!!」

となっていました。

本作品は、散りばめられていた点と点が線になる展開が本当に卓越してますね。

 

 

③「あなたが憶えておいてくれれば、私はいつでも思い出せるから」

クロニカのこのセリフも印象に残っています。

日記を燃やされてどうするのだろうと思っていたときに、このセリフが読んできて「なるほどその手があったか!」と思いました。

本作品だからこそ描ける展開にグッときました。

「だからそばにいて」もよかったです。

 

 

④ロストムとアナヒトの内情

ロストムとアナヒトの内情について、少しずつ情報が出され一気に繋がる展開に、胸が高鳴りました。

中でも『ロストム』という名前が、何気なく語られた童話の人物名であり、与えられたものであったことには驚きました。

何気なく流し見していた文章が効いてくる流れ、大好きです。

 

 

⑤「近接戦闘(フルコンタクト)。ただそれのみ。」

1巻でもありましたが、今回も胸が熱くなりました。

最終的に殴り合いに終息する流れは、やっぱり激アツでいいなと思います。

 

作者の方に直接伝えてしまうほど大好きです。

 

「貴族因子の出力は、宿主の心臓からの距離に反比例する」という設定が、いい味を出しています。

中距離・遠距離向きな貴族因子であっても、殴り合いに合理性が持たせられている設定で、とても好きです。

本作品は、展開が二転三転しつつも、それぞれにちゃんと『そうなるに足る理由』が示されていますね。

 

 

⑥化物じみた人間くらいなら、1人でも倒せるライナス

ライナスが、自身の技能のみでロストムに勝利したのも印象的でした。

本作品には、常人ではどうしようもない化物が多く登場します。そのため、どうしてもライナスのみでは対処できない展開になることが多いです。

しかしロストムとの戦闘で、化物じみた人間程度であれば、ライナス1人でも難なく対処できることを示してくれました。

特にラグナの仮面をつけてロストムの隙を作ったシーンなんかは、ライナスならではの芸当で痺れました。

やっぱりやる時はやる男ですね。

というか『仮面』含め保有している技能は相当なものなので、ライナスも化物側の人間なのではないかとすら思ってしまいます。

悔しいですが、クロニカの隣はライナスに譲りましょう。(???)

 

 

⑦『一瞬の防御→影への転移』を繰り返して爆発から脱出したパトリツィアとイヴリーン

パトリツィアとイヴリーンが、プルトとウルナの大爆発から脱出した場面も印象に残っています。

こういう「無茶苦茶な離れ業で窮地を脱する展開」も大好きです!

語弊を恐れずに言うと、言葉遊びが好きなので「こういう流れで回避しました」の説明からもうニヤニヤしてしまいます。

脱出したあと「ヤバかったけど、まぁなんとかなったわ」みたいなテンション感で、軽口を叩いていたのもよかったです。

 

 

⑧「肉体など突き詰めれば体温の塊に過ぎない」

こういった拡大解釈というか超理論も好きです。続く「今この時動くための燃料として、明日以降を灰へと焼却しながら」も、熱くてかっこよかったです。

やっぱりド派手な異能力バトルは、ぶっ飛んだ理論があってこそですね!

同様の理由で、ウェルキクスの「両腕はいらない。早さにおいて必要ないから置き捨てた」も好きです。

 

 

⑨「よって、我らは拳を鍛えた」

超国家銀行アンシーン(株)の成り立ちも、すんごい内容で印象的でした。

 

金庫業務に必要不可欠なことは、預けた資産が安全を保障されること→わかる

よって、我らは拳を鍛えた→???

 

このぶっ飛び感、とても好きです。

まさか本作品における最強キャラが銀行員だったとは…!

というか『金融武法』ってなんだよ!笑

 

また、最終的に「そういえば旅の協力者な〜→当方と契約しません?」で終わるのも面白かったです。2巻だけの戦闘が激アツで面白いだけでなく、ちゃんと当初の目的に対する回答も用意されていたわけですね。

この最後を見て「やっぱり本作品は最高だな」と改めて腕を組みました。

 

 

⑩「礼には礼を、無礼には爆炎(ブレイズ)を。」

端的に、笑いました笑

「“ぶれい”」と「“ブレイ”ズ」で掛けていて語感もいいし、でも言っていることはめちゃくちゃ物騒で面白いし、でもパトリツィアの貴族因子と掛かっているしで、個人的にかなり好きです。

思わず口に出していましたね。

本作品は絶妙に言いたくなる文言が多くて楽しいです。

え、私だけ!?

 

 

 

3. おわりに

今回の内容は以上です。ここまで読んでいただきありがとうございました。

今回挙げたもの以外にも「自分の気持ちを理解するライナスとクロニカ」や「一途にライナスを想い続けるパトリツィア」など、印象的な内容が多かったです。

 

余談ですが、今回の第2巻を読んで「本作品は最終巻まで全巻購入しよう!」と心に決めました。

 

願わくば、打ち切られることなく、ライナスとクロニカの旅が存分に描き切られて欲しいものです。

みなさんも買いましょう(ダイレクトマーケティング)

 

では、今後もよろしくお願い致します。

 

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