1. はじめに
マズラプです。171回目の投稿になります。
今回は、「限りなく灰色へ」を聴いて印象に残った歌詞について書いていきます。
限りなく灰色へは、アプリゲーム「プロジェクトセカイ 」のユニット「25時、ナイトコードで。」の曲の1つです。
才能がテーマの曲になっており、才能にまつわる焦りや不安、嫉妬や羨望が描かれています。私自身の過去の経験と重なって、非常に胸に響く曲でした。衝撃的な歌い出しから一気に引き込まれていました。
今回は、そんな「限りなく灰色へ」を聴いて、特に印象に残った歌詞を3つ挙げ、自身の経験や本の引用を交えながら、その歌詞を聴いて感じたことを書いていきます。
どうぞ読んでいってください。
2. 「限りなく灰色へ」の中で特に印象に残った歌詞3選
①「いつかはできると思ってた 」
1つ目は「いつかはできると思ってた だけど現実は残酷だろ」です。
私は以前ポケモンやShadowverseといった対戦型ゲームを競技的にプレイしていた経験があり、当時はそのゲームの頂点を夢見ていたことさえありました。
そのとき今回あげた歌詞のような気持ちを味わったことがありました。
初心者から中級者に成長するあたりでは、どんどん結果が出てきて、自分が大幅に成長できていることを実感できました。「このままいけば、いつかトッププレイヤーになれる!」そう思っていました。
しかし実際は、トッププレイヤーになることはありませんでした。
私は、ポケモン、Shadowverseともに、そのゲームの頂点を決める舞台となるところまで勝ち進むことができなかったのです。
このとき、「自分は凡人で、凡人がなんの工夫もなしに、自分が楽しいだけの取り組み方をしても、トッププレイヤーにはなれないんだな」と感じたことを覚えています。
「自分も漫画の主人公のように、日々自分なりに練習していれば、いつかは力が目覚めて頂点に立つことができる」そんな浅はかな幻想は、現実によって打ち消されてしまったわけです。
このように、「いつかはできると思ってた だけど現実は残酷だろ」は、自分の才能の程度と、本当に才能のある者との縮まらない差を感じたときの、絶望したような達観したような気持ちを想起させる歌詞で、印象に残りました。
(※ちなみに後述するように、私の場合は才能以前に努力の段階に問題があったわけなのですがここでは一旦置いておきます。)
②「やれることやっていけ」
2つ目は「美学とかプライドとか語る前に『やれることやっていけ』」です。
この歌詞も、私の心に突き刺さりました。
なぜなら、私自身が『美学とかプライドとかを語って、やれることをやらない』人だったからです。
前述したように、私は競技的にゲームに取り組んでおり、日々練習に励んでいました。
しかし、「強くても言動が好まない人であれば、その人の意見や考えは参考にしない」という美学や「有料の情報は可能な限り買いたくない」というプライドを持っていたのです。
言動が好ましくないプレイヤーであったとしても、実力者であるならば学べることはたくさんあるはずです。人柄とプレイを分けて考え、学べることは学ぶ、そんな姿勢が必要だったと思います。
金銭的価値が発生する情報ということは、それほど情報の質が高いと捉えることができます。したがって、有料の情報を購入することは、お金を時間に変換することができ、賢明な選択であると言えます。
このように、もっとできることがあったにも関わらず、美学やプライドによりそれらをしていませんでした。
そんな状態であったため、才能のあるなしに関係なく、望む結果を出せなくて当然だったと言えるでしょう。
自分が美学やプライドを語っているとき、競争相手は行動し成長しています。しかし自分は行動していないので成長することはありません。これでは差が縮まらなくて当然ですよね。
「美学とかプライドとか語る前に『やれることやっていけ』」は、「成長し、結果を出すためには、まずは行動することが大切である」そんな教訓を学ぶことができる、素晴らしい歌詞だと感じました。
③「固唾飲んでる場合じゃないでしょ!」
3つ目は「ただやったもん勝ちなんでしょ? 固唾飲んでる場合じゃないでしょ!」です。
こちらの歌詞も②の歌詞と近いニュアンスのものではありますが、非常に大切なことであると感じたので、今回挙げさせていただきました。
自分が努力しても追いつけないような存在と出会ったとき、才能の差を嘆いたり、意気消沈したりすることもあるかと思います。私もそうでした。
でも、凡人が天才との差を埋めるには、結局やるしかないんです。
嘆いているだけでは、何も変わりませんし、差が縮まることはありません。
しかし行動すれば、確実に何かは変わります。
アウトプット大全(樺沢紫苑, 2018)にも「インプットでは脳内世界しか変わらない。アウトプットして初めて現実世界を変えられる」といった内容が書かれています。
また、投資家ウォーレンバフェットの名言の1つに「ゲームに参加しないリスクは、参加するリスクよりもはるかに大きい」というものがあります。要するに、「やらないよりもやったほうが良い」ということです。
このように、何もしないより何か行動するべきなのです。
「ただやったもん勝ちなんでしょ? 固唾飲んでる場合じゃないでしょ!」は、このことが含まれている素晴らしい歌詞だと感じました。
みなさんも固唾を飲んでいる時間があったら、何か行動しましょう!私も頑張ります!!
3. おわりに
今回の内容は以上になります。ここまで読んでいただきありがとうございました。
プロセカの曲は最近聴き始めたのですが、素晴らしい曲が多くてハマりました。
プロセカの曲に限らず、またこのような形の記事も書いていけたらと思います。
では、今後もよろしくお願いします。
4. 参考文献
・プロジェクトセカイ カラフルステージ!公式サイト
プロジェクトセカイ カラフルステージ! feat. 初音ミク
・「アウトプット大全」, 樺沢紫苑, 2018, サンクチュアリ文庫
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