ねおすかい、ねおマズラプ!

アニメ、ライトノベル、漫画、その他本、日常生活等から感じたことを書く「雑談」ブログです

「いきなり親友は無理。まずは知り合いから。」(※人付き合いだけの話ではありません) 本を読んで印象に残ったこと9

1. はじめに

 マズラプです。14回目の投稿となります。

 今回でついに2週間の連続投稿達成となりました。「2週間続けると習慣になる」とも言われますので、ある種の一定ラインを超えることができ嬉しく思います。まだまだ続けていこうと思いますので、今後ともよろしくお願いします。

 さて、今回は、本を読んで印象に残ったこと第9弾です。今回は、「東大主席弁護士が教える 超速『7回読み』勉強法」の一部分を紹介していきます。この本のタイトルにある勉強法の内容というよりは、その勉強法の基礎となる考えにあたる部分になります。勉強法の詳しい内容が気になる方は、今回取り上げた本を最後の参考文献に載せておきますので、お手にとっていただければと思います。

 

 

 

2. まずは、認知。そして理解へ

 では、今回印象に残った部分を紹介していきます。

 

“ある文章を理解するときには、必ずそれについて何らかの予備知識を参考にしているのです。(中略)

 「理解する前には、まず『認知』というプロセスが必要である」

 「認知」と「理解」は似て非なるものです。

 たとえばある文章を見て、「こんな言葉が書いてある」と視覚的に感じ取るのが「認知」。それに対して、イメージを汲み取り、意味を読み取り、メッセージを把握するのが「理解」です。

 これは、知らない人同士がはじめて会うときの状態とも似ています。

 初対面の人と挨拶を交わして、いきなりその人を理解するのは至難の業です。

 「理解しよう」と思って本を読みはじめる人は、いきなり初対面の相手と親友同士になろうとしているようなものです。(中略)

 大抵の人間同士は、いきなり親友にはなれません。最初は単なる「知り合い」です。

 「認知」は、この「知り合い」の状態を作ることを意味します。少しずつ頭に情報をすり込んで、書かれていることと「知り合い」になっていくのです。(中略)

 「知り合い」はだんだん慣れ親しんだ「友人」、そして信頼に足る「親友」へと近づいていきます。“(「東大主席弁護士が教える 超速『7回読み』」より)

 

 この部分では、人付き合いになぞらえて、「認知」と「理解」について述べられています。上記のように、初めて見るもの知るものをすぐに「理解」することは困難で、まずは「認知」から始め、徐々に段階を踏むことでようやく「理解」へとつながるのです。したがって、新たなことを覚える際には、「一度だけで覚えよう」という考えも、最初から「何回か繰り返して徐々に覚えていこう」と考えていたほうが、覚えが早かったり覚えた内容が正確なものだったりといった利点があると考えられます。

 

 例として、この考えをシャドウバースに取り入れてみるとどうでしょう。

 上記の考え方は、シャドウバースにおいて新しいデッキを練習する際に重宝すると思います。今まで使っていないデッキを、最初から完璧に使いこなせるようになろうとしても、やはりどうしてもうまくいきません。そこでまずは「こんなカード」が採用されているのか」というところから始めていきましょう。そして段々に対戦をこなしていく上で「このデッキはこのパターンで勝つことが多いな」とか「このデッキに対しては早めに決着をつけないと不利になってしまうから、手札交換の方針を変えてみよう」といったように、深いところまで考えられるようになっていければ良いと言えます。

 

 このように、この「まずは『認知』、段階を踏んで徐々に『理解』へ」という考え方は、新しいものごとを習得・理解する際に有効な、基本となる考え方であると言えます。

 新しいものごとを覚えなければならないときには、どうしても「一回で覚えて早く実行できるようになりたい」と考えてしまうものです。しかしそこでグッと堪えて、何度も繰り返して覚えていこうと考えいくことが大切だと思います。

 私も、今後新たなことに挑戦する際には、この考え方を使っていこうと思います。

 

 

 

3. おわりに

 今回の内容は以上になります。ここまで読んでいただきありがとうございました。

 みなさんも、急がば回れの心構えで、ゆっくり確実に、ものごとを覚えていっていただければ幸いです。

 ちなみに、一回の説明で覚えることを要求されるような職場は、辞めることを推奨します☆

 では、今後ともよろしくお願いします。

 

 

 

4. 参考文献

・「東大主席弁護士が教える 超速『7回読み』勉強法」, 山口真由, 2014, 株式会社PHP研究所

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