1. はじめに
マズラプです。73回目の投稿になります。
突然ですが、今回から、新シリーズ「以前触れた作品のことを話して懐かしむ回」を始めていこうと思います。
これは、タイトル通り、私が以前読んだり見たりした作品について、感じたことや今も印象に残っていることを書いていくものになります。「ブログネタがない…」というよりは、「前見た作品のことも書きたいな…」という動機によるもので、私利私欲に溢れたシリーズとなっております。どうぞ温かい目で見守ってください。
シリーズ1回目の今回は、将棋を扱ったライトノベル「りゅうおうのおしごと!」の話をしようと思います。この作品については、最近五冠を達成された「藤井聡太」さんが、将棋界で注目され始めたときに、合わせて話題になったこともあり、タイトルを聞いたことがある方もいらっしゃるのではないでしょうか。
内容は私の自分語りが中心ですが、時間に余裕のある方は、どうぞ読んでいってください。
2. 「りゅうおうのおしごと!」について
◯「りゅうおうのおしごと!」とは
まず、「りゅうおうのおしごと!」について、非常に簡単に説明します。
りゅうおうのおしごと!は、「ガチ将棋内弟子押しかけコメディ」です。詳しくはこちらのサイトをご覧ください!(投げやり!)
GA文庫で連載されているライトノベルで、将棋ペンクラブ大賞受賞や2018年にアニメ化もされた人気作品です。
コメディ要素もさることながら、将棋の魅力に取り憑かれた者たちのぶつかり合い、勝負にかけるキャラクターたちの心情、プロ棋士の世界のシビアさなど、将棋という白黒はっきりする勝負の世界が鮮烈に描かれているのも、この作品の魅力だと思います。
◯「りゅうおうのおしごと!」との出会い
私が「りゅうおうのおしごと!」を手に取ったのは、大学生のときでした。当時、ポケモンサークルに所属しながらも、サブカルチャーの情報収集もそれなりにしていた私は、何やら最近登場した「将棋」を取り扱ったライトノベルが人気を博しているという情報を得ました。それが「りゅうおうのおしごと!」を知ったきっかけです。
実は私も、高校生時代は将棋部に所属し、将棋を嗜んでいました。部活を引退する頃には、出場した大会やその成績から、将棋連盟から「一級」の棋力の認定を受けました。一級は、初段の前で、実力としてはまぁそこそこという感じですかね。
そんなわけで、将棋を取り扱ったライトノベルには興味があり、手に取ってみることにした、というわけです。
読んでみると、勝負の世界で生きるキャラクターたちの光と影、熱い思いなどを感じることができました。それに伴ってか、読んだあとは、ポケモンバトルのモチベーションが高くなりました。勝負事のモチベーションを上げたい方におすすめです!笑
3. ポケモン対戦勢だった自分が「りゅうおうのおしごと!」を読んで感じたこと
では、本項で、私が「りゅうおうのおしごと!」を読んで感じたことについて書いていきます。今回は、当時私がポケモンを競技的に取り組んでいたことから、そのことに関連した内容になります。
◯天衣無縫
第2巻に登場した「天衣無縫」という言葉が印象に残りました。作中では、天衣の「相手の攻撃を紙一重のところで捌ききる」という棋風を表現した言葉として用いられていました。
第2巻を読んだ当時の私は、ポケモンの対戦を競技的に取り組んでいたのですが、天衣のこの棋風は、とあるポケモンプレイヤーのプレイスタイルを彷彿とさせるものでした。その方は「草薙昨日」さんです。
草薙さんは、ポケモンワールドチャンピオンシップス2009(WCS2009)の世界チャンピオンです。
WCSは、1年に1度公式が主催するポケモンの世界チャンピオンを決める大会です。その大会のチャンピオンということはすなわち、その年の全世界で最もポケモンが強いプレイヤーということです。
実は、私がポケモンの対戦に本格的に取り組み始めたきっかけが、このWCS 2009の決勝戦の動画を見て「自分もこんな風にうまく戦いたい」と思ったことなので、その対戦で勝利した草薙さんには非常に思い入れがあります。
そんな草薙さんのプレイスタイルは、自分から相手の攻めをいなし、自分の有利な盤面を形成してカウンターを仕掛けるという、いわば「負けなければ勝つ」とも言えるものでした。そしてこのプレイスタイルは、天衣の棋風に非常によく似ていると感じました。
このことに気付いて以来、「天衣無縫」という言葉が強く印象に残り、自分も天衣や草薙さんのような「天衣無縫」と言えるプレイを体現できるプレイヤーになることを目指して、ポケモンの対戦に一層のめりこむようになりました。
そんなわけで、この「天衣無縫」という言葉には愛着があります。ちなみに天衣のこともすごいと思ってるし尊敬してます!
◯ゲームをするときにメガネをかけることにした話
実は、私は、りゅうおうのおしごと!を読んだことで、ゲームをするときにメガネをかけるようになりました。何を言っているかわからないと思いますが、順を追ってお話ししていきます。
りゅうおうのおしごと!の主人公「九頭竜八一」は、対局に臨むときにのみ、眼鏡をかけます。これは視力の兼ね合いもあったような気がしますが、主な理由は勝負に集中するためであると記憶しています。いわゆるルーティーンのようなもので、眼鏡をかけることで「対局モード」に入る、といった具合です。
これを見ていた当時の私は、この「本気を出すときのみ眼鏡をかける」行動をかっこいいと感じました。矢一は中学生で竜王のタイトルを保持している実力者でしたし、何より主人公なので、憧れを抱き、「自分もやってみたい!」と思いました。
当時はもう結構いい歳だったんですねどね。おそらく私は完治しない中二病を患っているのでしょう。
というわけで、私も八一を真似て、「ゲームで人と対戦するときには眼鏡をかける」ことにしようと決めたです。
しかしここで問題が発生しました。実は、ゲーマーであるにも関わらず、私は視力が悪くなかったのです。普通に裸眼で生活できていましたし、視力検査を受けても眼鏡を作ることを勧められませんでした。視力が悪くないのに眼鏡をかけていては、流石に支障をきたしてしまいます。
というわけで、代わりにブルーライトカット眼鏡をかけることにしました。
ブルーライトカット眼鏡であれば、矢一の真似をできる上に目の健康を守ることもでき、一石二鳥です。我ながら、当時の私は冴えていたと思います。
そんなわけで、りゅうおうのおしごと!を読んだことで、矢一の真似をしてゲームで対戦するときに眼鏡をかけるようになりました。
ちなみに、その後、ブルーライトカットの重要性をさらに理解した結果、ゲームをするとき、果てにはゲームだけでなくパソコンやスマホ、タブレットを見るときにもブルーライトカット眼鏡をかけるようになりました。おかげでいまだに眼鏡なしで生活できています。めでたしめでたし
(???)
4. おわりに
今回の内容は以上になります。ここまで読んでいただきありがとうございました。
気持ちの赴くままに書いてみたら、例の如く長くなってしいました…。私のブログは、自分が書きたいことを書くという方針なので、どうかご容赦ください。
ちなみに、りゅうおうのおしごと!について書きたいことはまだありますので、今後また近い内容の記事を書く予定です。需要はない気かしますが気にしません!
では、今後もよろしくお願いします。
5. 参考文献
・「りゅうおうのおしごと!」, 白鳥士郎, 2015, GA文庫
https://www.amazon.co.jp/りゅうおうのおしごと-GA文庫-白鳥-士郎/dp/4797384840
・「りゅうおうのおしごと! 2」, 白鳥士郎, 2016, GA文庫