1. はじめに
マズラプです。72回目の投稿になります。
以前こちらの記事で紹介した「『話のおもしろい人』の法則」(野呂エイシロウ) を、つい先日、読み終えることができました。
というわけで今回は、本書全体を通して私が感じたことを記述します。
本書は、法則の数は48もありますが、根底となる考え方は一貫しているように感じました。今回はそれについての内容になります。読んでいただいた方の何かの参考になれば幸いです。
2「. 相手のことを考えることを念頭に置いて行動すれば、『話のおもしろい人』になれる」と感じた
「『話のおもしろい人』の法則」を一通り読んでみて、「自分ではなく相手のことを考え、相手を楽しませることを念頭に置いて行動する」ことができれば、この本で紹介されている大体の法則を満たすことができると感じました。そして、それはつまり、「話のおもしろい人」は、「相手のことを考え、相手のために行動する人である」と言えると考えました。
本書でも触れられていますが、人は自分の話したいことを話しているとき、楽しくなり、気分が良くなります。自分の好きなものを話題に挙げてくれたり、自分の考えに賛同してもらえたりしたときには嬉しくなります。自分の持っている知識を披露しているときは気持ちが良くなります。
しかし、自分の話したいことが相手の話したいことであるとは限りません。むしろ相手は自分の話したいことにネガティブな気持ちを抱くこともあるかもしれません。
そんなときは、相手に相手の話したい話題を話して貰えばいいのです。相手が話したい内容なのですから、相手は楽しく良い気分になること間違いなしです。
このようなことは、「相手のことを考え、相手のために行動する」という考えを持っていれば、実践することができます。
相手の好きなものや相手の会社のポジティブなニュースを事前に調べておいたり、相手のうんちくを披露するためのフリとなる質問をして口を挟まずリアクションを交えて最後まで聞いたりすることで、相手は気分よく話すことができます。
本書では、以下のようなことが述べられています。
"大切なのは、相手が求めていることをきちんと察知し、それに合わせて話す内容や話し方をカメレオンのように変える必要があるということです。"
"あなたの話を「おもしろい!」と決めるのは、あなたではない。相手です。"
"事前のリサーチをしっかりやっておけば、会話が続くどころか、相手が勝手に話して、勝手に気持ちよくなってくれます。"
"相手を知り、相手を和ませ、相手の心を開かせ、その上で自分の能力を見せてください。これまでの何倍も、世界が広がるはずです。"
このように、「話のおもしろい人」の根底には、人一倍の「相手への配慮」があることが分かります。
この本を読んで、私も相手のことを考え、「話のおもしろい人」になれればいいなと思いました。そしてそれと同時に、話していて私を気持ちよくさせてくれるような相手のことは、大切にしていくべきだと感じました。
3. おわりに
今回の内容は以上になります。ここまで読んでいただきありがとうございました。
今回読んだ本は、4ページで法則1つの説明をするタイプの本で、個人的に読みやすかったです。この記事を読んで気になった方がいれば、ぜひ手に取っていただければと思います。
では、今後もよろしくお願いします。
4. 参考文献
・「『話のおもしろい人』の法則」, 野呂エイシロウ, 2014, アスコム
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