ねおすかい、ねおマズラプ!

アニメ、ライトノベル、漫画、その他本、日常生活等から感じたことを書く「雑談」ブログです

「『ようするに秋は引きこもるべき季節なのだ。』ものごとは捉え方次第。」 本を読んで印象に残ったこと60 【ひきこまり吸血姫の悶々 4】

1. はじめに

 

 マズラプです。116回目の投稿になります。

 今回は本を読んで印象に残ったこと第60弾です。今回は、ライトノベル「ひきこもり吸血姫の悶々 4」からの内容になります。

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https://www.amazon.co.jp/ひきこまり吸血姫の悶々4-GA文庫-小林湖底/dp/4815608903/ref=tmm_pap_swatch_0?_encoding=UTF8&qid=&sr= より



 今回は、おもしろおかしくも新たな見方を学べる、そんな内容になっています。

 

 

 「ひきこまり吸血姫の悶々」については、以前取り上げたこともあります。詳しくは、以下の公式サイトをご覧ください。

 

pmp68096801.hatenablog.com

 

「ひきこまり吸血姫の悶々」特設サイト|GA文庫

 

 

 比較的軽めな内容(当社比)ですので、お気軽に読んでいただければ幸いです。

 

 

 

 

2. 秋は引きこもることが推奨されている季節なのである(※あくまで個人の意見です。)

 

 

・引きこもりを目指すテラコマリ将軍の温かいお言葉

 

 では、今回印象に残った内容を紹介します。

 

 読書の秋。芸術の秋。食欲の秋。

 スポーツの秋という言葉も存在するらしいが私には一ミリも関係ない。ようするに秋は引きこもるべき季節なのだ。

(「ひきこまり吸血姫の悶々 4」小林湖底 より)

 

 

 こちらは、「ひきこまり吸血姫の悶々 4」の冒頭の文になります。

 

 上記は、この作品の主人公「テラコマリ・ガンデスブラッド」(以後 コマリ) の言葉です。

 彼女は他国との戦争のために、頻繁に外出を余儀なくされていますが、実のところは読書や小説の執筆が趣味のインドア派で引きこもりな美少女なのです。

 

 小説の冒頭が引きこもりに関する内容から始まるとは、引きこもりを目指すコマリが主人公であるこの作品らしさが溢れていると言えますね。

 

 

 

・確かに考えてみると、〇〇の秋ってインドア派ばっかりだ!

 

 そんなコマリの熱い引きこもり論を読んで、私は面白さに思わず笑ったと同時に、「そういう見方もあるのか!」という感心の念を抱きました。

 

 

 秋になればさまざまなところで話題になる「〇〇の秋」、その代表的なものは「読書の秋」「芸術の秋」「食欲の秋」「スポーツの秋」の4つです。

 

 そしてこれらをインドアかアウトドアかで分類すると、「スポーツの秋」を除く3つが、インドアに該当するように思えます。

 読書も芸術も食欲も、どれも室内でするイメージがありますね〜。多分私やコマリだけではないはず…!

 

 「『〇〇の秋』はインドアなものが多い。ならば、秋は引きこもるべき季節なのだ!」と熱く語ることもできるでしょう。多分。おそらく。

 

 

 このように、ものごとは捉え方次第で、如何様にも見え方は変わってくるのです。

 まさに「ものごとは考えよう」ということですね。

 

pmp68096801.hatenablog.com

pmp68096801.hatenablog.com

 

 

 

・「コマリ様!なんと、スポーツをしていても引きこもることができるんです!」

 

 というわけで「秋は引きこもるべき季節」というわけですが(あくまで個人の意見です)、捉え方次第で実は、「スポーツの秋」もインドアと分類することができるのです。

 

 

 そう、最近話題の「esports」です。

 

 「esports」は、れっきとしたスポーツの一種でありながら、室内で行うことができるものです。(eスポーツ - Wikipedia)

 

 したがって、「スポーツの秋」の「スポーツ」を「esports」と解釈すれば、「〇〇の秋」は全てインドアなものとなり、なんの後ろめたさもなく「秋は引きこもるべき季節なのだ」と言い切ることができます。

 

 まぁ、そもそも「スポーツ」には、「外で激しい運動をする」といった定義はありませんからね!(スポーツ - Wikipedia)

 

 

 やったねコマリ様!

 

 

 

 このように、「ものごとは捉え方次第」という考えは、ときに悪い方向に働くこともあります。そのような悪質な手口に騙されないよう、ものごとを様々な視点から見ることを意識しながら、日々生活していきたいものです。

 

 

 

 

3. おわりに

 

 今回の内容は以上になります。ここまで読んでいただきありがとうございました。

 小説は全て文章で構成されている性質上、今回紹介したような、「本筋には関わらないけど『面白い』もしくは『ためになる』こと」が少なからず散りばめられているので、読むと知見が広がりますね。

 今後もどんどん紹介していきたいなと思っています。

 

 では、今後もよろしくお願いします。

 

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4. 参考文献

 

・「ひきこまり吸血姫の悶々 4」, 小林湖底, 2021, GA文庫

https://www.amazon.co.jp/ひきこまり吸血姫の悶々4-GA文庫-小林湖底/dp/4815608903/ref=tmm_pap_swatch_0?_encoding=UTF8&qid=&sr=