ねおすかい、ねおマズラプ!

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【感想】「君と綴るうたかた 5」印象に残ったこと・好きなシーン 3選

1. はじめに

 マズラプです。217回目の投稿になります。

 

 今回は、漫画「君と綴るうたかた 5」を読んだ感想を書いていきます。

 ※ネタバレありです

 

 

 本作品を読み終わったあと、「こんな百合の形もいいな〜。…でもつらすぎません…?」と思いました。

 限りがあるからこそ価値があるって話もありますけど…さすがに限度というものが…(涙)

 

 

 

 そんな君と綴るうたかた 5巻を読んで特に印象に残った以下の3つのことを挙げていきます。

①『大好き』だからこそ『苦しい』

②好きを意識する雫がかわいい件

③「雫に会えないまま死にたくないよ」

 

 

 どちらかというと、作品の紹介というよりは、感想や感じた魅力を書いて発信することで、少しでも作者の方の励みになればいいなというような趣旨の記事になっています。

 

 作者の ゆあま 先生並びに関係者のみなさんに届け!この思い!

 

 作者の方に関わらず、読んでいただけるととても嬉しいので、どうぞ読んでいってください。

 

 

 

 また、「君と綴るうたかた 4」の感想も書いています。気になる方は読んでいただけると嬉しいです。

pmp68096801.hatenablog.com

 

 

 

 

2. 「君と綴るうたかた 5」の印象に残ったこと・好きなシーン3選

①『大好き』だからこそ『苦しい』

 1つ目は、雫が自分は夏織のことが好きなんだと気づいたことと、それまでの過程が印象に残りました。

 

 

ついに自分の気持ちに気づいた雫

 第21節では、ついに雫が夏織のことが好きだと自覚していました。

 相手のために夢中に行動して、そのあとふと自分の気持ちの正体に気づくという展開は、思いの純粋さというか信憑性の高さというかが感じられて、いいなと思います。

 

 「私 夏織のこと好きなんだ」のときの雫の表情や涙は、美しささえも感じるほど素晴らしいもので、脳裏に焼きつきました。

 

 

切なすぎる状況

 しかしながら、雫が自分の気持ちに気づくまでの過程が切なすぎると感じました。

 

 一般的に相手のことが好きだと気づくときは、確かに「ずっと一緒にいたい」とも思うと思いますが、好きな相手がいなくなってしまうましてや死んでしまうような状況なことはほとんどないと思います。

 

 しかし雫の場合は、夏織との関係の終わり、ひいては夏織の存在の終わりが目の前に迫ってきて初めて自分の気持ちに気付かされた状態になっています。

 

 これはあまりにも切なすぎると感じました。

 

 雫は夏織に「いなくなってほしくない」と願っていました。

 夏織がいなくなることが、比喩でも例え話でもない、揺るぎない事実なのが、あまりにも辛かったです。

 

 好きを自覚したにも関わらず、雫の目からはたくさんの涙が溢れていたことや、「大好きだからこんなにも苦しいんだ」という言葉が、切なさを物語っていました。

 

 

 こんな形の百合も素晴らしいなと思います。ただ…つらすぎません…?(2回目)

 

 

 

 

②好きを意識した雫がかわいい件

 2つ目は、好きなことを意識しているときの雫が印象に残りました。

 

 端的にめちゃくちゃかわいかったです。

 

 頬を染めてドキドキする雫にニヤニヤが止まりませんでした。

 雫、そんな顔もできたんだね(ニヤニヤもとい温かい笑顔)

 

 普段暗めなことが多い雫だからこそ、より印象的でした。

 

 「こんな雫をずっと見ていられたらいいのに…」そう思わずにはいられませんでした。

 

 

 

 

③「雫と会えないまま死にたくない」

 3つ目は、第25節の「雫と会えないまま死にたくない」が印象に残りました。

 

 このセリフから、雫と過ごす時間を重ねるにつれて、夏織の中で雫の存在がとても大きなものになっていて、心の拠り所になっていたのだなと感じました。

 

 

 端的でストレートな言葉と涙により、夏織の胸のうちが痛いほど伝わってきて、胸が張り裂けそうでした。

 いつも自分の弱みを見せず笑顔を絶やさしていなかったことや、小説を書いて持っていくという約束はどうでもいいもののように扱われていたことからも、夏織の思いがいかに切実なものなのか、よく分かりました。

 

 

 こんな感じで書きましたが、正直この場面は理屈抜きで心から感動していました。

 漫画を読んでいて私史上最も感動したと言っても過言ではないくらいです。

 読んだ直後は、感情が溢れんばかりに込み上げてきました。

 

 夏織の気持ちが直接私の心に注ぎ込まれたかのような、そんな状態になっていました。

 

 まだ物語は終わっていませんが、このシーンを見られただけで、「この作品に出会えてよかった」と思いました。

 

 

 また、今までの展開が、夏織のこの言葉を映えさせるための布石だったのかと考えると、非常に素晴らしい構成だと言え、脱帽しました。

 

 

 第21節、第25節から、雫、夏織ともに、「相手の存在が自分の中でとても大きなものになっている」ことが分かりますね。

 これは相思相愛と言って差し支えないのではないでしょうか。

 ただそのことを考えるたびに、2人の時間がもうほとんど残されていないという事実に心が苦しくなります。

 

 やっぱり…つらすぎません…?(3回目)

 

 

 

3. おわりに

 今回の内容は以上になります。ここまで読んでいただきありがとうございました。

 

 今回の第5巻は今まで以上に素晴らしい内容でした。

 「私 夏織のこと好きなんだ」「大好きだから こんなに苦しいんだ」「雫と会えないまま死にたくない」だけで心がいっぱいになって天に召されそうです。

 

 そして第5巻のあとがきによれば、次巻が最終巻となる予定だそうです。

 正直なところ、「自己肯定感の低い女の子もかわいいよね〜」という軽い気持ちで本作品を読み始めたので、今現在心が大変なことになっています。心が叫びたがっています。

 でも、この作品に出会い、ここまで読んで、本当によかったと思っていることは確かです。

 

 終わってほしくないと思う反面、物語の結末を見たいという気持ちも強く存在しています。

 そんなわけで、第6巻の発売も首を長くして待っていようと思います。

 

 雫と夏織の物語を最後まで見届けようと思います。

 

 では、今後もよろしくお願いします。

 

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