1. はじめに
マズラプです。33回目の投稿になります。
今回は本を読んで印象に残ったこと第24弾です。今回は、プロゲーマーである「ときど」さんが執筆された「世界一のプロゲーマーがやっている 努力2.0」から、印象に残った部分を取り上げました。今回もゲーマーの方もそうでない方も参考になる内容です。どうぞ読んでいただければ幸いです。
2. 負けに不思議の負けなし! 負けた試合は情報の宝庫
では、今回印象に残った部分を紹介します。
“負けた試合は情報の宝庫です。「負けに不思議の負けなし」などの言葉通り、負ける原因は可視化されている部分が必ずあるものです。(中略)
負けた試合こそが、今の自分に必要なものを教えてくれるのです。“(「世界一のプロゲーマーがやっている 努力2.0」ときど より)
このように、ゲームやスポーツの試合で負けたときや、仕事などで失敗したときなどには、必ず原因があり、振り返ってみるとその原因を見つけることができるのです。
このことは、私の過去の経験からも、その通りだと感じました。
私も以前シャドウバースというゲームをある程度競技的に取り組んでいた経験があります。そのとき、シャドウバースの技術を上達させるための方法としても、「負けた試合のリプレイを見返すこと」が挙げられていました。それくらい、うまくいかなかったときのことを振り返ることは大切なことなのです。
正直なところ、私は負け試合を見返すことはほとんどしていませんでした。以前の対戦を見返すことよりも、新たに対戦をすることのほうが、「前に進んでいるような感覚」を得られ、成長していると思えていたためです。
しかし、負けた試合を振り返ったほうが、闇雲に対戦をこなすより、有益な情報を得られ、成長することができているのです。実際、私自身も、嫌々ながら負け試合を見返したところ、見返した全ての試合で、何らかのミスを発見することができたのです。話を盛っていると思われるかもしれませんが、本当に必ずと言っていいほどミスが見つかるのです。それくらい、私の技量はまだまだであり、改善する余地に溢れていたということだと思います。今更ながら、もっと早く負け試合を見返す習慣を身につけていたらなぁと感じます。
このことは、ゲームの対戦以外のことでも言えることだと思います。
仕事でミスをしてしまった、そんなときは、なぜそのようなミスが発生してしまったか振り返ってみましょう。「上司から最新の情報を教えてもらっていたのに、メモをしていなかったため、忘れてしまっていた」「教えてもらったことの認識の仕方が誤っていた」「現在の方法では、チェック体制が不十分で人為的ミスが発生しやすいような状況だった」など、何らかの原因を見つけることができるのではないでしょうか。
「負けに不思議の負けなし」。このことを頭の片隅に置いて、日々過ごしていきたいと思います。
3. 負け試合を見直すときは「質より量」
この項の内容は、どちらかというと、ゲーマー向けの内容になっています。
今回取り上げた本では、以下のようなことが述べられています。
“分析で大切なのは、最初の段階では「質より量」です。注意深く1試合を見ることよりも、膨大な試合を次から次へと見ていくことで、「また同じようなことをしているな」という自分のくせやあからさまにはわからなかったミスに気づく。その積み重ねによって、今度は細かい部分に注意が向いたり、新しい見方を手に入れたりと、質問向上していくのです。“(「世界一のプロゲーマーがやっている 努力2.0」ときど より)
このように、ゲーマーの方は見直す試合が日々多く発生するため、その際には質より量を意識していくと良いそうです。最近は、ゲーム自体に対戦を見返す機能が存在していたり、画面の映像を録画したり、ゲームをしている様子を配信してアーカイブに残したりと、対戦を見返す方法は豊富にあります。シャドウバースをはじめ、eスポーツと呼ばれる対人型ゲームに取り組んでいる方々は、ぜひ参考にしてただければと思います。
3. おわりに
今回の内容は以上になります。ここまで読んでいただきありがとうございました。
うまくいかなかったことを振り返るのは辛いかもしれませんが、必ずと言っていいほど有益な情報を手に入れることができます。勇気を振り絞って頑張りましょう!
では、今後もよろしくお願いします。
4. 参考文献
・「世界一のプロゲーマーがやっている 努力2.0」, ときど, 2019, ダイヤモンド社