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【感想】「メンヘラが愛妻エプロンに着替えたら 2」印象に残ったこと3選 〜真の意味で静音を受け入れた晋助〜

1. はじめに

 マズラプです。227回目の投稿になります。

 

 今回は、ライトノベル「メンヘラが愛妻エプロンに着替えたら 2」を読んだ感想を書いていきます。

※ネタバレありです

 

 

 読み終わって、この作品に出会えてよかったと心から思いました。

 それほどまでに感動し、胸が熱くなった作品になります。

 本記事でその思いを形にしていこうと思います。

 

 

 以下は本作品読了直後に投稿した感想ツイートです。

 とても興奮していることが分かりますね笑

 

 

 本記事では、本作品を読んで特に印象に残った以下の3つのことを挙げていきます。

①静音がかわいすぎる件について

②真の強さを持っている晋助

③「『今』を生きる」決意をした晋助の言葉

 

 

 

 どちらかというと、作品の紹介というよりは、感想や感じた魅力を書いて発信することで、少しでも作者の方の励みになればいいなというような趣旨の記事になっています。

 

 作者の 花宮拓夜 先生並びに関係者のみなさんに届け!この思い!

 

 作者の方に関わらず、読んでいただけるととても嬉しいので、どうぞ読んでいってください。

 

 

 

 

2. 「メンヘラが愛妻エプロンに着替えたら 2」を読んで特に印象に残ったこと3選

①静音がかわいすぎる件について

 1つ目は、静音があまりにもかわいすぎて印象に残りました。

 

 

 本作品を読んでいて、静音の一挙手一投足に萌えを感じていました。

 特に、穏やかな雰囲気だった晋助の実家帰省パートではその傾向が顕著で、静音が何かしたり表情を変えたりするたびに「かわいい…!」と悶えていました。

 

 

・照れ臭そうにはにかむ

・頬をほのかに赤らめてプレゼントを抱える

・晋助が両親に「仲の良い女友達ができた」と話していたことを知ってうっすらと笑みを浮かべる

・服の端を掴む

・心が温かくなって涙が流れてしまう

・晋助のことを気遣ってリストカットの痕を隠す

・ちょんちょんする

・あーんする

・残念そうに唇を尖らせる

・プレゼントしたエプロンを気に入ってもらえて、安心したようにホッと息を吐く

・「次に会う時は『晋助の友達』じゃなくて『結乃の友達』として会おう」

 

 などなど、静音のかわいさを感じた場面を挙げ始めるとキリがありません。

 

 はい、もうほぼ全部ですね!(開き直り)

 それほどまでに静音の魅力に惹かれていました。

 

 

 そして、中でも一番好きなのは「何かやる事がないと、晋助は一緒にいてくれないの?」と言ったシーンです。

 不安げな表情を浮かべながら言っていることで、狙った行動ではないことがわかるのもいいですね。

 

 私も晋助と同様に、こういった甘え方に弱いです。

 というか大好きです。

 

 静音、もっと甘えてくれ…!

 

 

 また、晋助の実家で静音が涙を流したのはポジティブな理由によるものだったということが、物語終盤で語られたのもよかったです。

 最後に胸が温かくなりました。

 

 

静音に萌えを感じる理由とは

 どうしてここまで静音に萌えを感じたのか、私なりに考えてみました。

 

 うまく言葉にできませんが、なんだか静音の表情や行動の一つ一つには、感情が感じられるような気がするのです。

 

 静音は基本的に取り繕うことはしないタイプというか、裏表がないタイプのキャラクターだと思います。

 そのため、静音の笑顔や涙には打算などがなく、それらすべてが心がこめられている行動であることが伝わってきます。

 そのことに胸が打たれたのかなと思いました。

 

 また、精神的に不安定になってしまうことがあるからこそ、精神的に安定しているときには、見ていて温かい感情が湧いてくるのかもしれません。

 

 

 これらが静音の一挙手一投足に萌えを感じる要因なのかなと考えました。

 

 

 

 まぁ、ただ私が静音に惚れているだけの可能性もありますけどね!(むしろその可能性のほうが高いかもしれない)

 

 

 今後もいろんな静音を見てみたいと切に思いました。

 

 

 

 

②真の強さを持っている晋助

 2つ目は、琴坂家の問題を前にして、晋助がとった行動と、それに込められた晋助の思いが印象に残りました。

 

 

 晋助が、愛彦を打ち倒すためでも静音から愛彦を引き離すためでもなく、静音と愛彦の関係を改善させるために行動していたことがとても印象的でした。

 

 

 やっとの思いで手に入れた会話の録音データが、あくまで愛彦と対等に話をするためのものだったことには、正直かなり驚きました。

 

 録音データを使えば、警察に突き出すことも、さらには静音と愛彦を引き離すことだってできたと思います。

 でも晋助はそんなことをせずに、交換条件を提示するにとどめていました。

 度がすぎた監視や暴力をしたような相手に対して、内情を理解し、関係を修復するチャンスを与えたのです。

 

 

 正直、晋助のこの行動を見て、お人好しだなぁと思いました。

 しかしそれと同時に、晋助は『真の強さ』を持っているのだなとも感じました。

 

 相手を屈服させ、自分の思い通りにすることは、これ以上自分が思考することを放棄できるため、ある種の『逃げ』とも捉えることもできます。

 

 晋助はその選択をとらず、あくまで相手に選択する余地を与えました。

 相手に任せることは精神的強さが必要なことだと思います。

 それができた晋助は、本当に『強い』人間なんだなと、思わず尊敬の眼差しを向けていました。

 

 

 また晋助は「交換条件を断られたときには『一生静音の面倒を見る』」という代替案も用意していました。

 これにより、今の自分は半端者ではないことを完全に示すこともできていたと思います。

 

 「中途半端だ」と言う隙を与えない、完全完璧な覚悟を示してくれました。

 

 晋助、かっこいいぞ…!!

 

 

 

「静音を受け入れる」ということ

 晋助は、静音を守るために愛彦を拒絶するのではなく、静音と愛彦の間にできた溝に向き合っていました。

 そして、自分が主導して強引に解決するのではなく、あくまで2人の間で解決できるような行動をとっていました。

 

 これが、真に「静音を受け入れる」ということなのだなと感じました。

 

 晋助が自身の行動を「最大のサポート」と称しているのもポイントですね。

 

 

 真の意味で静音を受け入れることを決意したことで、晋助は、過去の自分と決別できたのだと思います。

 晋助の成長を見て、思わず「よかった」と声が出ていました。

 

 

 

共依存』のままの関係

 静音との関係が『恋愛』関係ではなく『共依存』の関係のまま終わりを迎えたのも、晋助の「静音に必要とされる存在になりたい、静音を受け入れたい」という思いの強さの証明と言えると思います。

 

 

 願わくば、今後の2人の関係の行く末を見守っていきたいですね。

 

 

 

③「 『今』を生きる」決意をした晋助の言葉

 3つ目は、以下の晋助の言葉が印象に残りました。

 

「そんなのに今から臆していたら、折角の大学生活が台なしになるな」

「これ以上は半端者にならないように夢を追う」

 

 この2つの言葉が、私が目標としている「『今を生きる』生き方」を表していていると感じ、心に響きました。

 

 

 

「『今』を生きる」とは

 「『今』を生きる」ことの大切さについては、さまざまな本でも言及されています。

 

 「エッセンシャル思考」(グレッグ・マキューン, 2014, かんき出版)では以下のようなことが述べられています。

 

過去の失敗や未来への不安にとらわれるのは、人としてごく自然なことだ。ただし、過去や未来のことを考えるたびに、目の前の大事なことがおろそかになるという事実も忘れてはならない。

 

考えてみると意外だが、そもそも私たちには、「今」しかない。未来や過去は想像のなかにあるだけで、けっして触れられない。私たちの行動が何らかの力を持つのは、今ここにおいてだけなのだ。

(「エッセンシャル思考 最小の時間で成果を最大にする」より引用)

 

 

 また、「嫌われる勇気」(岸見一郎, 古賀史健, 2013, ダイヤモンド社)では以下のようなことが述べられています。

 

われわれはもっと「いま、ここ」だけを真剣に生きるべきなのです。過去が見えるような気がしたり、未来が予測できるような気がしてしまうのは、あなたが「いま、ここ」を真剣に生きておらず、うすらぼんやりとした光のなかに生きている証拠です。

人生は連続する刹那であり、過去も未来も存在しません。あなたは過去や未来を見ることで、自らに免罪符を与えようとしている。過去にどんなことがあったかなど、あなたの「いま、ここ」には関係ないし、未来がどうであるかなど「いま、ここ」で考える問題ではない。「いま、ここ」を真剣に生きていたら、そんな言葉など出てこない。

(「嫌われる勇気 自己啓発の源流『アドラー』の教え」より引用)

 

 

 このように、過去や未来にとらわれず「『今』を生きる」生き方は、人生を歩んでいく上で、非常に重要なことであると言えます。

 そのため、私もそのような生き方をしていきたいと常々考えていました。

 

 

 そして、今回取り上げた晋助の2つの言葉は、まさに「『今』を生きる」なのではないでしょうか。

 

 「親の言葉を受けて、自分の夢を追うための最善の道を選択できなかった過去」に引きずられることをやめ、「不安だらけの未来」を憂うこともせず、「『今抱いている』イラストレーターになる夢」を追うことを決意した晋助は、まさに「『今』を生きる」を体現できていると思います。

 

 この晋助の言葉に、私の胸も熱くなりました。

 私も晋助のように生きたい、そう思いました。

 

 

 この晋助の言葉との出会いも、本作品を読んでよかったと感じた理由の1つです。

 

 

 

 

3. おわりに

 今回の内容は以上になります。ここまで読んでいただきありがとうございました。

 

 

 本作品では、上記で挙げた他にも

 

・静音がいないと寂しさを感じる晋助

・夢に向けて着実に歩みを進められていることがわかる静音

・狂気の中にも正当性を感じられる愛彦の言葉

・いちいち兄貴と言い直すかわいい結乃

 

 などなど、印象的なことがたくさんあり、とても楽しむことができました。

 

 

 

 そして、晋助と静音の物語をもっと見てみたいと思いました。

 

 第3巻の発売を心待ちにしています…!

 

 

 では、今後もよろしくお願いします。

 

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4. 参考文献

「エッセンシャル思考 最少の時間で成果を最大にする」(グレッグ・マキューン, 2014, かんき出版)

 

 

 

 

「嫌われる勇気 自己啓発の源流『アドラー』の教え」(, 岸見一郎, 古賀史健, 2013, ダイヤモンド出版)

 

 

 

 

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