1. はじめに
マズラプです。253回目の投稿になります。
今回は、ラブライブ!蓮ノ空女学院スクールアイドルクラブ ストーリー第2話『ダメダメ⇨世界一!?』を視聴した感想を書いていきます。
※ネタバレありです
蓮ノ空ストーリー第2話を視聴して特に印象に残った5つのことについて書いていきます。
①花帆にご執心な梢先輩
②実はそれなりにコミュニケーションできる綴理先輩
③『誰かを思い、悩んでいること』と『立ち止まっていること』は違う
④「自分の長所は自分ではわからない」
⑤『頑張り』に魅せられる
みなさんの感想と見比べながら楽しんでいただければと思います。
第1話の感想はこちらです。
2. 蓮ノ空 第2話『ダメダメ⇨世界一!?』を視聴して特に印象に残ったこと5選
①花帆にご執心な梢先輩
1つ目は、花帆のことを考えっぱなしな梢先輩が印象に残りました。
第1話では、「花帆を導いてくれるかっこいいお姉さん」のような印象を受けましたが、どうやらそういうわけではなかったみたいですね。
このように、夏帆にお熱なことが分かるシーンが多々ありました。
また、それは、花帆の笑顔が素晴らしかったことや、花帆の姿が昔の梢先輩に似ていることが理由であるということもわかりました。
梢先輩の言葉を借りるなら、梢先輩と花帆のユニットは、『梢先輩が花帆ちゃんにご執心』というわけですね。
今回の第2話を通して、梢先輩の印象が大きく変わりました。
特に、花帆のために悩みあぐねている様子には、胸を打たれましたね。
第2話では最終的に、梢先輩が花帆ちゃん指導をしていくという形で無事丸く収まったわけですが、今後はどう展開していくのでしょうか。
2人の関係性からも目が離せませんね!
②実はそれなりにコミュニケーションできる綴理先輩
2つ目は、それなりにコミュニケーションができる綴理先輩が印象に残りました。
第1話の感想で述べたように、『綴理先輩は対人コミュニケーションが苦手』であるというイメージを持っていました。
しかし第2話を見終わったあとは、「想像していたよりもちゃんとコミュニケーションできてる…!」という感想を抱きました。(失礼)
このように、綴理先輩は、梢先輩の発言の意図をしっかり理解できているし、返答やアドバイスも的確で、自然なコミュニケーションが取れていたように感じました。
しかしながら、以下のような、少し外れたような会話もあり、どこか掴めないような雰囲気も感じました。
コミュニケーションができないわけではないけど、たまにちょっとズレた言葉を同じトーンで話している、そんな印象を受けました。
そう考えると、綴理先輩には、『天然』という言葉が一番しっくりくるような気がしました。
そんなわけで、第2話を通して、綴理先輩のイメージが『コミュ弱不思議系』から『分かり手天然天才系』に変わりました。
あえて『分かり手』としたのは、「相手の発言の意図は理解できているものの、自身の発言は天然のような雰囲気が拭えない」という理由からです。
また、このようなシーンもありました。
このシーンから、綴理先輩は何かしらの対人コミュニケーションへの不安を持っていることが想像できてしまいます。
やはり、対人コミュニケーションに苦手意識を持っている可能性が高いのではないでしょうか。
綴理先輩の「しゅん…」とした顔が、見ていてつらいです…。
綴理先輩の人間関係についても、今後のストーリー展開に注目していきたいと思います!
③『誰かを思い、悩んでいること』と『立ち止まっていること』は違う
3つ目はこちらの綴理先輩のセリフが印象に残りました。
悩んでいることはすなわち行動していないことと同義とされ、推奨されないことが多々あります。
しかし、綴理先輩は、相手のことを考えて悩んでいることは、ただ行動していないこととは違うと言ってくれました。
何も行動していないという結果は同じだとしても、過程や行動をしていない理由は全く違うのです。
であるならば、何も気に病む必要はない、そう思えました。
「悩んだっていい」「行動するだけが正解じゃない」「悩んで動かないのは、ただ立ち止まっているのとは違う」などのメッセージを感じられ、どうしても悩んで立ち止まってしまうことが多い私を肯定してくれたようで、心に響きました。
確かに、「嫌われる勇気 自己啓発の源流『アドラー』の教え」(岸見一郎, 古賀史健, 2013, ダイヤモンド社)でも、「アドラー心理学においては、干渉でも放任でもなく、助けを求められたら助けられる準備をし、その意思を伝えておくにとどめることを推奨している」といったことが述べられています。
また、小説「傲慢と善良」(辻村深月, 2019, 朝日新聞出版)では、「すぐに助けてしまうのは、自分の不安を解消するための行為であり、相手を信頼していないことの証である」というようなことが述べられていました
このように、すぐに助けるのではなく、いつでも助ける準備をするに留めておくことは、相手を信頼する行為であり、大切なことなのだと言えるのではないでしょうか。
したがって梢先輩は、自分の不安に負けず、花帆を信頼することができていたということですね。
そう考えると、先輩1年目にしては、十分的確な判断ができていたのではないでしょうか。
綴理先輩もめちゃくちゃいいこと言いますね…!
コミュ弱とか思ってごめんなさいっ!!
④「自分の長所は自分ではわからない」
4つ目は、第2話には、『自分の長所は自分ではわからない』というメッセージも込められていると感じ、印象に残りました。
このように、第2話では、自分の長所について、誇っているようなシーンはありませんでした。
むしろ「そんなことない」「それが長所なの?」といった具合に、『自分の長所を自分の長所として認識できていない』ように感じました。
「がんばらない戦略」(川下和彦, たむらようこ, 2021, アスコム)では、以下のように述べられています。
自分の得意なことって、自分にとっては当たり前だから、なかなか気付けないものなんだよ。だからね、友だちの得意なことを見つけて『すごいね』って伝えられる人になるといい。そうしたらきっと友だちもミサキの得意なことを見つけて『すごいね』って伝えてくれる。
このように、自分の長所は自分では気づくことは難しいのです。
蓮ノ空 第2話でも、仲間に自分の得意を伝えられている場面がありましたね。
「自分の長所は自分で気付くことは難しい」「自分の得意は仲間が教えてくれる」そんなことも描かれている第2話だなと感じました。
蓮ノ空でも、今後メンバー同士のコミュニケーションを経て、さらに各々の長所が見つけられていくといいですね。
特に、さやかちゃんの自己肯定感が上がってほしいなと願っています…!
⑤『頑張り』に魅せられる
5つ目は、こちらのシーンが印象に残りました。
このシーンには『頑張りに魅せられる』というメッセージが込められていると感じました。
そしてこれは、第2話のテーマになっていると思いました。
もう少し具体的にお話しすると
「あんなにかっこいいダンスができてすごい!」と感じて感動するのではなく
「あんなにかっこいいダンスができるなんて相当努力したんだろうな… すごい!」と意識的か無意識的か問わず感じていて、それにより感動している
ということだと解釈しました。
「目に見える姿や技術ではなく、その裏にある『頑張り』に、感情を動かされている」という考え方は、今まで考えたことがなく、非常に驚きそして感動しました。
「結果だけでなく、むしろ過程こそ大切なのである」という考え方とも言えますね。
そして花帆は、そのことに気付いたことで、もっと練習を重ね、もっとみんなを楽しませられるようになろうと誓うのでした。
「日々努力を重ねることは、技術を高めること以上の意味がある」「結果だけでなく過程も大切」というようなことが学べる、素晴らしい内容でした。
成長した花帆ちゃんのパフォーマンスにも期待ですね!
3. おわりに
今回の内容は以上になります。ここまで読んでいただきありがとうございました。
今回もたくさん感想を語ってきたわけですが、最後に1つだけ言っておきたいことがあります。
さやかちゃんの私服、エグくないですか…!?
ギャップ萌えでいいですね!!(迫真)
では、今後もよろしくお願いします。
4. 参考文献
・「嫌われる勇気 自己啓発の源流『アドラー』の教え」(岸見一郎, 古賀史健, 2013, ダイヤモンド社)
・「がんばらない戦略 99%のムダな努力を捨てて、大切な1%に集中する方法」(川下和彦, たむらようこ, 2021, アスコム)
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