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【感想】『「お前ごときが魔王に勝てると思うな」と勇者パーティを追放されたので、王都で気ままに暮らしたい 2』印象に残ったこと3選 〜辛くて萌えて燃える〜

1. はじめに

 マズラプです。236回目の投稿になります。

 

 今回は、ライトノベル『「お前ごときが魔王に勝てると思うな」と勇者パーティを追放されたので、王都で気ままに暮らしたい 2』を読んだ感想を書いていきます。

※ネタバレありです

 

 

 

 本作品を読んで特に印象に残った以下の3つについて挙げていきます。

①より深まる『フラム×ミルキットてぇてぇ』

②精神的苦痛も一級品な本作品

③エターナさんが推しになった件について

 

 

 

 どちらかというと、作品の紹介というよりは、感想や感じた魅力を書いて発信することで、少しでも作者の方の励みになればいいなというような趣旨の記事になっています。

 

 作者の kiki 先生並びに関係者のみなさんに届け!この思い!

 

 作者の方に関わらず、読んでいただけるととても嬉しいので、どうぞ読んでいってください。

 

 

 

 1巻の感想も書いておりますので、気になった方はどうぞ。

 

pmp68096801.hatenablog.com

 

 

 

 

2. 『「お前ごときが魔王に勝てると思うな」と勇者パーティを追放されたので、王都で気ままに暮らしたい 2』を読んで特に印象に残ったこと3選

①より深まる『フラム×ミルキットてぇてぇ』

 1つ目は、より親密度が増したフラムとミルキットが印象に残りました。

 

 今回の第2巻は精神的につらい展開が多い内容でしたが、フラムとミルキットの仲睦まじい様子が差し込まれていたことにより、シリアスさが緩和されているなと感じました。

 

 本項では、そんなフラム×ミルキットてぇてぇの中でも、特に好きな部分を3つ挙げてお話ししていきます。

 

 

自分よりも相手の身を案じる2人

 第2巻では、デイン一派との大規模戦闘や、眼球攻撃、螺旋の子供たちの急襲など、様々な戦いが発生しました。

 そんな中、フラムとミルキットは、一貫して自分より相手のことを第一に考えていたことがとても印象的でした。

 

 自分が危険に晒される度に「ミルキットは大丈夫か」と考えるフラムに、フラムが家に戻ってくるや否や即座にフラムの身を案じるミルキット

 まさに相思相愛ですね。

 

 また、2人とも「相手が無事ならそれでいい」という気持ちなのもいいなと思いました。

 

 このような「互いのことを強く思っていることがはっきり伝わってくる」「相手の存在が原動力になる」関係は、見ていて胸が温かくなるのでとても好きです。

 

 

 

失いかけたことでより深まるてぇてぇ

 今回の物語では、一時的にフラムとミルキットは離れ離れになってしまいます。

 そのときのフラムの精神の崩れ方がすごく、思わず目を背けたくなりました。

 

 なんで2人を引き離してしまったんだ、てぇてぇを引き裂いてしまったんだと、思わず作者に当たってしまいそうになったほどです(ごめんなさい)。

 

 

 しかし、「無事再会でき、喪失の痛みと恐怖を味わったことで、互いに相手を想う気持ちが強くなった」と書かれていたのを見たとき、そういうことか!と納得しました。

 一度離れることも悪いことではないですね(手のひら返し)。

 

 

 ミルキットの、「ごしゅじんさま……いかない、で……」という寝言や、フラムが二度と目を覚さないかもと不安になるシーンなんかはとてもよかったです。

 離れ離れになったことで、相手と一緒にいたいという気持ちがより一層強くなったのを感じますね。

 

 

 深まる2人のてぇてぇを見られて嬉しい限りです。

 でももうあんなフラムは見たくないので、これからはどんなことがあっても2人だけはずっと一緒にいてほしいなと思いました。

 

 

 

ミルキットに置き換えることで自分の『前』を確認するフラム

 インクを殺すかインクを助ける方法を探すかの選択に迫られたときに、フラムは『同じような状況にミルキットが陥ったのなら絶対に諦めない』という思考を経て、インクを助ける選択をとりました。

 

 このシーンから、ミルキットがフラムの支えでありフラムの人生の指針になっていることが分かり、フラムの中でミルキットの存在が本当に大きなものになっているのだなと思いました。

 愛し合うだけに留まらない素晴らしい百合ですね。

 

 フラムがインクを諦めない選択をしたときに、ミルキット『それでこそご主人様です』と言わんばかりの表情をしたのもよかったです。

 

 

 この2人でならどこまでもいける、そんな気がしました。

 イチャつく2人だけでなく、支え合いながら前に進んでいく2人の姿も見続けていたいですね。

 

 

 

 これら3つの他にも2人の百合を感じることのできる場面はたくさんあり、百合作品としても目一杯楽しむことができました。

 やはり百合は至高なり。(※あくまで個人の意見です)

 

 

 

 

②精神的苦痛も一級品な本作品

 2つ目は、読んでいて精神的につらくなる展開や攻撃が印象に残りました。

 

 第1巻の感想では、肉体的苦痛についてお話ししましたが、今回の第2巻では、精神的苦痛が印象的でした。

 

 前述した「ミルキットと離れ離れになってしまったときのフラム」もかなりつらかったですが、他にも精神的にしんどいと感じたことが多々ありました。

 本項ではその中でも特に印象に残ったものを3つ挙げていきます。

 

 

 

嫌悪感MAXの眼球攻撃

 まず、インクが発動させていた、教会の極秘情報を守るためのシステムである「眼球攻撃」が強烈でした。

 

 

・襲ってくるのが『眼球』

・『無限湧き』

・傷つけるのではなく『体内に入り込む』

・体が損傷するのではなく『増殖する』

・直接的な痛みを与えるのではなく、『少しずつ体の自由を奪い、最終的には自我を失わせることで、死んでいる状態と同等の状態にする』

 

 

 など、生理的嫌悪感MAXな眼球攻撃を目の当たりにして、顔が引き攣っていました。

 

 もはや情報を守るためではなく生理的嫌悪感を煽るための攻撃なのではないかとすら考えてしまうほどです。

 これも、インクが不良品に該当するからなのでしょうか。

 それにしたって…やりすぎですよ…

 

 頼む…普通に殺してあげてくれ…!

 

 

 

『例の挿絵』

 次に、『MORE』で登場した、螺旋の子供たちとしての姿のインクの挿絵、通称『例の挿絵』があまりにもえげつないなと感じました。

 

 自宅で該当ページを見たとき、あまりの出来事に思わず声をあげていました。

 

 「最後に残ったインクが実は化物で元凶だった」という事実だけでもつらいのに、挿絵が登場したことで、しんどさが頂点に達しました。

 

 いやもう笑うしかなかったです。

 

 

 こんなグロテスクなシーンじゃなくて、かわいい女の子のキャッキャウフフなシーンをもっと挿絵にしてくれ…!!

 百歩譲っても、このシーンを挿絵にするのは違うだろ…!

 

 そう叫ばずにはいられませんでした。

 

 

 しかしながら、このヤバさ、えげつなさが本作品の魅力なのかもしれませんね☆

 もはや一周して、そのスタイルは今後も貫いてほしいなと思いました(光を失った瞳)。

 

 

 また、あとがきで『例の挿絵』について触れられていたことには思わず笑ってしまいました。

 

 作者のkiki先生さえも恐れさせるとは…。

 さすがキンタ先生ですね…!(畏怖)

 

 

 

フラムとインクの押し問答

 『闇夜を砕く』冒頭の、最大の支えであったミルキットもろとも全てを失い絶望のどん底に落とされたフラムと、自分は化物ではないと信じたいインクの押し問答も、かなりつらかったです。

 お互いの心を傷つける未来しか見えない展開に、目を背けたくなりました。

 

 

 

 そしてミルキットと離れ離れになったフラム」→「例の挿絵」→「フラムとインクの押し問答」の3コンボを食らった私は、精神が弱ってしまい、こんなツイートを投稿してしまいました。

 

 

 というわけで、今回の第2巻を経て、本作品の魅力は百合だけに留まらず、肉体的・精神的苦痛の描写も凄いことがよく分かりました。

 今後どんな苦痛が描かれるのか、今から楽しみですね!(狂気)

 

 

 

 …でも…やっぱりあの挿絵は…やめませんか…?(懇願)

 

 

 

 

③エターナさんが推しになった件について

 3つ目は、エターナの魅力が印象に残りました。

 

 第2巻では、エターナの活躍も描かれており、エターナについて深く知ることができました。

 それにより、気が付けばエターナの虜になっていました。

 

 というわけで、本項ではエターナの好きなところについて話していきます。

 

 

強い

 第2巻では、エターナが戦闘をする様子も多く描かれていたことで、エターナはシンプルに強いことがよく分かりました。

 

 勇者パーティに選出されていたことから強いこと自体は分かっていましたが、具体的に描かれると、凄いなと思わずにはいられませんでした。

 

 特に、椅子に座りながら片手間でデイン一派を一蹴したシーンは、圧倒的強者感が漂っていて好きです。

 

 私は強い女の子も好きなので、そういった面からもエターナに魅力を感じました。

 

 

 

仲間思い

 独特な雰囲気を持つエターナですが、その本質は『仲間思いの良い人』であることが分かり、一気に好きになりました。

 

 自分が眼球に襲われることを分かっていながらミルキットを逃すために貴重な魔力を使ったり、インクを救うために尽力する姿などから、エターナの仲間を思う気持ちが伝わってきます。

 

 

 「一見マイペースそうなキャラクターが、実はしっかり仲間思い」というのは、よくあることではありますが、胸が熱くなり、個人的にとても好きです。

 

 

 

「黙れ、下衆が」

 そんな中で一番好きなのは、ミルキットを侮辱したデインに対して「黙れ、下衆が」と言い放った場面です。

 

 徐々に煮えたぎらせるような怒りではなく、居合斬りのように冷たい殺意を即座に放つような怒りだなと感じ、エターナの強者感と仲間思い感が同時に表れていていいなと思いました。

 

 

 そんなかっこいい一面を持ちながら、耳かきを『あんなこと』と勘違いしたり、狸寝入りでゴリ押そうとするエターナさんも好きですよ。(親指を立てる)

 

 

 

 上記の通り、第2巻を読んでエターナのことがとても好きになりました。

 

 第1巻の感想では、セーラが最推しと書いたような気がしましが、気にしないことにします。

 『万物は流転する』ということで許してください。

 

 

 そんなわけで、ぜひエターナ成分が出ていると噂の、エターナが生成した水を飲んでみたいなと思いましたね。

 待ってください。通報するのはやめましょう。

 

 

 

 

3. おわりに

 今回の内容は以上になります。ここまで読んでいただきありがとうございました。

 

 

 今回の第2巻では、上記で挙げた3つ以外にも

 

・のほほん魔族陣営ときな臭すぎる人間陣営

・セーラ、ジョニー、エドの絆

・『虐殺規則(ジェノサイドアーツ)』かっこいい!

・「『我流』・騎士剣術」かっこいい!

・飛び道具を完全に無効化できる「魔法版『反転』」

 →フラムの接近戦しかなかったという弱点を緩和できるため、かなり強いのでは?

・螺旋の子供たちと互角な豪傑たち(※大分疲れている状態でのことです)

 →強すぎません?

・ご都合展開?だからこそいい

 →不可能を可能にするのが英雄であり主人公なのだから

 

 など、印象的なことがたくさんあり、とても楽しむことができました。

 

 書きたいことが多すぎて、もはや上記の本文すらまとまっていないような気がしますが、見て見ぬふりをしようと思います。

 

 

 第3巻の内容も期待せずにはいられません!

 とても楽しみです!

 

 

 では、今後もよろしくお願いします。

 

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