1. はじめに
マズラプです。90回目の投稿になります。
ついに90回目の投稿です。あと10回で100回…! ラストスパートも頑張っていこうと思います!
改めまして、当ブログを読んでいただいているみなさん、ありがとうございます。励みになっております。今後ともよろしくお願いいたします。
さて今回は、「最近本を読んでいて新たに学んだ言葉」シリーズ第3弾になります。第1弾、第2弾はこちらです。
今回も2つの言葉を紹介していきます。この記事の作成を経て、学んだ言葉を自分のものににしたいものですね。
2. ①ミーイズム
1つ目は「ミーイズム」です。
この言葉は「自分の幸福や満足を求めるだけで他には関心を払わない考え方。自己中心主義。」というような意味になります(ミーイズムとは - コトバンクより)。「ミー」が含まれていることからも、この言葉の意味が分かるようですね。
こちらの言葉は、「子どものまま中年化する若者たち 根拠なき万能感とあきらめの心理」(鍋田恭孝) の以下の部分に書かれていました。
"少し前に会ったドイツの臨床家は、ドイツの青年も無気力な傾向を示すと言っていた。
アメリカも公民権運動、ベトナム反戦運動、ヒッピー運動などが隆盛した1960年代を過ぎたあとには、「ジェネレーションX」という、無気力で、ミーイズムのような、内向きでシラケ世代の若者が問題になった。"
「ミーイズム」を知ったとき、私を的確に表している言葉だと感じました。私は、人生を生きていくにあたって、兎にも角にも自分の幸福を最優先に考えて行動しています。
この生き方は、中学生ぐらいのときに思い付いて、歳をとるにつれて洗練されて今のような形になりました。それ以前は、親や教師、クラスメイト等が求めるような自分を考えて、それに近いような行動をしていたこともありました。
でもあるときふと思いました。「自分の人生なのに他人のことばかり考えて生きていたら損じゃないか?」と
もちろん、他の人のために行動することは悪いことではありませんし、むしろ素晴らしいことです。誰かのために行動して自分も嬉しく思うのであれば良いですし、利他的な行動をすることが幸福度を高めるといった話もあります。
しかしながら、まずは自分のことを大切にすべきだと思いました。自分の人生は、自分視点でしか体験できません。したがって、自分が楽しくなければ、楽しくないのです。自分が幸せでなければ、他人を幸せになんてできません。
本文中では、「ミーイズム」はネガティブな意味合いで使用されていましたが、私は「ミーイズム」な生き方も好きです。ミーイズム万歳!
というわけで、今後自分のことを表現する際は、「『ミーイズム』を体現してたような人です」と言おうかなと思います笑
なんだか自分語りが展開されてしまいましたが、気を取り直して次に行きましょう。
3. ②「将を射んと欲すればまず馬を射よ」
2つ目は、「将を射んと欲すればまず馬を射よ」です。
この言葉は、「『敵の大将を射ようとするのなら、まずはその対象が乗っている馬を射れば良い』ということから転じて、目的を達成するためには、まずその周辺から片付けていくのが成功への早道である」というような意味になります(将を射んと欲すればまず馬を射よとは - コトバンク)。
この言葉を知ったとき、「うんうん、確かにそうだな」と思いました。
この言葉の発祥のもととなったような戦場がモチーフのゲーム、「三國無双」や「戦国無双」などの無双系ゲームでも、この言葉が当てはまります。
いくらクリアを急いでいたとしても、いきなり勝敗条件になっている敵CPUに突っ込んでいってしまっては、敵陣に大量にいる他の敵にボコボコにされてしまいます。そのため、まずは素直に表示されるミッションを順々にクリアし、敵の戦力や士気を削ぐことが定石です。そうすることで、勝敗条件の敵を倒しやすくなります。
また、自分の好きな人と付き合うことを目指す際にも当てはまります。
いきなり好きな人にアプローチしにいくと、話題も続きにくいし相手も警戒してしまいます。そのため、まずは好きな人の友人や親などと交流しておくと良いと思います。すると、その友人や親経由で好きな人と関わることができるので、話も続きやすいし相手も警戒しにくいと考えられます。そういった状況のほうがアプローチもしやすいでしょう。(※ちなみに、私は彼女ができたことがないので、あくまで憶測と一般論になります。)
このように、ある目的を達成するために、その周辺のことを片付けたり固めたりしていくことは、非常に有効なことなのです。今回の言葉ができることも頷けますね。
ちなみにこの言葉は、「わたしが恋人になれるわけないじゃん、ムリムリ! (※ムリじゃなかった!?) 」3 (みかみてれん) を読んで知りました。
"謎が解けた!
昨夜の妹のメッセージは、真唯に聞かれたからだったのか。長いものに巻かれる女ぁ……!
「まさか身内にスパイが紛れ込んでいたとは……」
「遥奈は礼儀正しくて、可愛らしい後輩だね。すっかり私のことを義姉として慕ってくれているようだ」
「将を射んと欲されて、先ず馬を射られている……"
「れな子」(女子高生) を愛してやまない「真唯」(れな子と同じクラスの女子高生) は、れな子の妹である遥奈と連絡先を交換し、遥奈かられな子に連絡をとってもらうことで、れな子の情報を入手したのであった…!
真唯は、れな子を落とす(恋愛的な意味で) ために、まずはれな子の妹と交友関係を築いていたのです。まさに「将を射んと欲すればまず馬を射よ」を体現していますね。
この場面を覚えておけば、この言葉の意味もすぐに思い出せますね!
ちなみに、「本当に頭がいい人の思考習慣100」(齋藤孝) には、「覚えにくい情報はストーリーでインプット」「情報は感情移入してインプットする」といったことも述べられています。ストーリーや感情とセットで記憶することは効果的なのです。
4. おわりに
今回の内容は以上になります。ここまで読んでいただきありがとうございました。
今回学んだ言葉も自分のものにしていけたかなと思います。今回の言葉は感情移入しやすかったですしね! 今後もいろんな言葉を身につけていきたいものですね。
では、今後もよろしくお願いします。
5. 参考文献
・「子どものまま中年化する若者たち 根拠なき万能感とあきらめの心理」, 鍋田恭孝, 2015, 幻冬舎新書
https://www.amazon.co.jp/子どものまま中年化する若者たち-根拠なき万能感とあきらめの心理-幻冬舎新書-鍋田-恭孝/dp/4344983874
・「わたしが恋人になれるわけないじゃん、ムリムリ!(※ムリじゃなかった!?) 3」, みかみてれん, 2021, ダッシュエックス文庫
・「本当に頭がいい人の思考習慣100」, 齋藤孝, 2021, 宝島社
https://www.amazon.co.jp/本当に頭がいい人の思考習慣100-齋藤-孝/dp/4299016726