1. はじめに
マズラプです。127回目の投稿になります。
今回は、アニメ「勇者、辞めます」第3話『ちょっとした気付きが仕事の効率をあげる』を視聴した感想を書いていきます。
今回も、社会を生きる上で大切な学びを得ることができました。
というわけで、第3話で印象に残ったことを3つ挙げていきます。
どうぞ読んでいってください。
第2話の感想はこちらです。
2. 第3話『ちょっとした気付きが仕事の効率をあげる』
①先入観を捨てることの大切さ
今回の第3話では、「先入観を捨てることの大切さ」を学ぶことができました。
レオは、リリに対して、「幼稚で一筋縄ではいかない人」という先入観を抱いており、「普通に説明して教える」ということをしていませんでした。
紆余曲折を経て、レオは「リリも普通に教えれば理解し受け入れてくれる」ことに気付くことができました。
これにより、リリは適切な仕事の方法を身に付けることができるようになるでしょう。リリは人を思いやることができるという素晴らしい性格のキャラクターです。適切な方法を習得してしまえば、仕事の効率はどんどん上がっていくことでしょう。
このように、ときに先入観は最善の選択をする際の妨げとなることもあり、先入観は捨て去るべきものであると言えます。
「本当に頭がいい人の思考習慣100」(齋藤孝) においても、先入観を捨てることの大切さが述べられています。
同書では「『こうあるはずだ』と決めつけてしまい、趣旨を取り違え、場合によっては解釈が正反対になってしまうこともあります」といったことや、先入観を取り払うことで、前向きに知識を吸収することができ、新たな学びの発見に繋がるといったことが記述されています。
本当は自分にとって有益な情報であるにも関わらず、先入観を持っているがために、その情報を邪険に扱い、損をしてしまう、というのは、残念なことですね。
同書では、投資の話が例に挙げられていました。
私自身、投資についてはネガティブなイメージを持っていましたが、先入観だけで判断してはいけないなと思いいくつか本を読んでみると、適切に行えば安定して資産を増やすことができるものだというポジティブなイメージに変わっていました。
このように、先入観を捨て去ることはとても大切なことなのです。第3話を見て、そのことを学べてよかったと思います。
②先入観を誘うようなミスリード
かういう私も、リリにはレオと同じような印象を受けていました。
リリは見た目や言動が幼く、「これは普通に話しても通じそうにないな…」と感じていました。
極め付けは小学生の絵日記のような提出書類ですね。あれには思わず笑ってしまいました。
しかしよく考えてみると、第3話終盤まで、誰かがリリに丁寧に説明しながら教えるといったシーンはありませんでした。(おそらく)
つまりは、リリが「普通に説明して教えても理解せず受け入れない人」であるといった描写は存在していなかったのです。
ということは、リリが「普通に説明しても理解せず受け入れない人」というのは、完全なる先入観であると言えます。
レオだけでなく、私も先入観に侵されてしまっていたのですね…。
そう考えてみると、視聴者に第3話で驚きを与えるために、それまでのストーリー展開は、リリに「普通に説明しても理解せず受け入れない人」という印象を植え付けるようなミスリードを仕掛けていたのかもしれないと考えました。
気付いてみれば、作者の巧みな物語の進め方に拍手を送るばかりです。
今後の展開も期待してしまいますね!
③オシャレなダブルミーニングタイトル
最後に、第3話のタイトルについて触れておこうと思います。
第3話のタイトルは『ちょっとした気付きが仕事の効率をあげる』でしたが、このタイトルはダブルミーニングとなっているなと感じました。
今回のストーリーで『気付き』を得たのは、リリとレオの2人であったと考えられます。
リリは、レオの助言により、仕事をみんなで分担することの有用性に気付くことができました。これにより、物資運搬業務を効率よく遂行できていました。
レオは、リリが普通の説明で教えれば理解し受け入れてくれることに気付くことができました。これにより、リリの教育の方法が確立できて、リリに業務を任せられるようになり、仕事における戦力が増え、魔王軍全体の仕事の効率も上がっていくことでしょう。
このように、第3話のタイトルは、リリとレオどちらの視点としても解釈することができるダブルミーニングのものになっていると言えます。
ダブルミーニングは、そのことを理解できたときに嬉しさや爽快感を得られること、なんだかオシャレな感じがすることから、個人的に好きです。
今後のタイトルにも注目していきたいですね。
3. おわりに
今回の内容は以上になります。ここまで読んでいただきありがとうございました。
上記では真面目な感じの感想を述べていますが、正直なところもっとエキドナが話すシーンを見たい気持ちでいっぱいです。
なんだか次回はエキドナの姿をいっぱい拝めそうな波動を感じているので、とても楽しみです!
では、今後もよろしくお願いします。
4. 参考文献
・「本当に頭がいい人の思考習慣100」, 齋藤孝, 2021, 宝島社
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