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「『処刑少女の少女の生きる道』 第3話『禁忌の【赤】』感想・考察 」「この作品、さてはタイムリープものだな…!? 〜アニメ「処刑少女の生きる道(バージンロード)〜【2022年春アニメ】

1. はじめに

 

 マズラプです。126回目の投稿になります。

 今回は、アニメ「処刑少女の生きる道(バージンロード)」第3話『禁忌の【赤】』を視聴した感想を書いていこうと思います。

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https://virgin-road.com/story/03.html より引用

 

 始めにお伝えしておきますが、今回の内容は、「アカリの純粋概念」「この作品のストーリー展開、というかジャンル・作風」についての考察が主になっております。

 そして、とても長いです。

 

 というわけで、大変読み応えのあるものになっているかと思いますが、よろしければ読んでいっていただけると幸いです…。

 

 

 第2話の感想はこちらです。

pmp68096801.hatenablog.com

 

 

 

 

2. 第3話『禁忌の【赤】』感想・考察「この作品、さてはタイムリープものだな…!?」

 

 

『処刑少女の生きる道(バージンロード)』はタイムリープもの説を考察

 

 第3話を視聴して、私のこの作品に対するイメージが大きく変わりました。

 

 詳しく述べますと、第3話を視聴して、「『処刑少女の生きる道(バージンロード)』は、タームリープものなのではないか」という考えを抱きました。

 

 タイムリープについては、こちらをご覧ください。タイムリープ - Wikipedia

 私としては、『時間が巻き戻る系』あるいは「過去を改変することができる系」の作品を表す言葉として、「タイムリープ」を使用しています。

 

 というわけで、以下でこの考えに至った理由や、この考えをもとにした考察等をお話ししていこうと思います。

 

 

 

 

第3話終盤のメノウのセリフ

 

 列車を止めたあと、メノウが意味深なセリフを残しています。

 

「もしかしたら、それは一度本当に起こったのかもしれない…

(中略)

 そしてアカリが時間を回帰させた…」

 

 このセリフを聞いたことが、この作品がタイムリープものなのではないかと考えるきっかけとなりました。

 

 

 

 

アカリの純粋概念は世界を巻き込む規模で展開可能!?

 

 メノウの考えていたことがもし本当に起こっていたことだとすると、アカリの純粋概念は凄まじいものであり、アカリの純粋概念がこの作品をタイムリープものたらしめていると言えます。

 

 

 アカリの純粋概念は、『時』を司るもので、『時を回帰させる』力です。

 

 この『時を回帰させる』対象が、アカリ自身や任意の1名のみではなく、世界全てでさえも可能だとしたら、タイムリープは可能になります。

 

 

 今回発生していたかもしれない列車事故を例に挙げてみましょう。

 列車事故後、アカリの純粋概念が世界を対象に発動します。

 すると、列車の脱線事故によって、壊れた列車、亡くなった人、発生した火災等の事象が、全て無かったことになり、世界に存在する人やもの等の全てのものが、列車事故が発生する前のある時点の状態に戻ることになります。

 

 

 これがこの作品のタイムリープの仕組みだと考えました。

 つまりは、アカリの純粋概念を起点として、タイムリープしているということであり、アカリの純粋概念は、この作品の鍵であると言えます。

 

 

 ちなみに、純粋概念は発動するたびに使用者の精神を侵食するから、無限に使用することはできないのではないかという話もあります。

 しかし、アカリの純粋概念が、アカリの純粋概念自身にも作用すれば、その問題は解消できます。

 つまり、アカリの純粋概念が発動した際に、その対象にアカリの純粋概念の成長度も含まれていれば、アカリの純粋概念の成長度も時間が回帰した時点のものにまで戻るので、何度も純粋概念を発動させることができる、というわけですね。

 

 なんかすごく壮大ですね…

 

 

 

 

「私もう残されるのは嫌だから」

 

 アカリがメノウに掛けた「私もう残されるのは嫌だから」というセリフも、タイムリープに関係していると考えられます。

 

 アカリのこのセリフは、メノウがアカリを残して死亡したことを想起させる言い回しで、アカリが実際にメノウが死亡するところを目にしたかのような発言です。

 もちろんメノウには心当たりはなく、何か引っかかるような反応をしています。

 

 このセリフも、アカリの純粋概念を起点としてタイムリープしていることを裏付ける証と捉えることもできます。

 もしかしたら、時間が回帰しても、アカリのみは記憶を持ち越すことができるのかもしれません。

 

 

 

 

時間が回帰する前の出来事を見て抱いた感情が、アカリの魂に刻まれる?

 

 しかしながら、上記のセリフは、後述する、時間が巻き戻ったような演出があるタイミングとは辻褄が合わず、アカリのみ記憶を残すことができるかは、まだ定かではありません。

 

 第2話でアカリが自分自身に対して『回帰』を使用したときは、状況をよく理解できていないようだったので、アカリ自身も記憶を持ち越すことはできないのかもしれません。

 

 

 私の見解としては、アカリも記憶を持ち越すことはできないが、アカリが抱いた強い感情は魂に刻まれ、時間回帰後でもなんとなく残っている、という可能性を有力視しています。

 このパターンは、なんだかエモさを感じるので好きです。

 

 

 第2話で、アカリはメノウとの出会いを運命と評し、初対面にも関わらず、メノウに心を許しています。

 第3話では、メノウを守ろうと自分が代わりに服を脱ごうとしたり、機関部にいるメノウのもとへ駆けつけたりしており、メノウを守りたいという思いを持っていることも分かります。

 これらのことも、アカリの魂に時間回帰前の感情が刻まれておりそれが、「自分でもわからないけどメノウが好き、メノウを助けなくてならない」といった思いを抱かせているのではないかと考えられる根拠と捉えることもできます。

 

 

 とはいえこの考えが真であるならば、アカリは第2話時点ですでに何度もタイムリープしていることになるんですどね… ははは…(渇いた笑い)

 

 

 

 

時間が巻き戻ったような演出

 

 第3話では、メノウが『原色ノ赤』、モモがアーシュナと戦闘していたとき、時間が巻き戻ったことを匂わせるような演出がありました。

 モモやアーシュナは「気持ち悪い」、メノウは「何か奇妙なことが起きた」と評しています。

 

 前述した内容を踏まえて推察するに、これは、列車事故が発生したあとアカリが純粋概念を発動させ、列車事故発生前のある時点まで時間が巻き戻った」のではないかと考えられます。

 

 

 

 

アカリの行動で、列車事故を免れているという事実

 

 実は、アカリの行動のおかげで、列車事故を防ぐことができている可能性が高いのです。

 

 アカリは、メノウのことが心配で、メノウの言いつけを無視して機関部まで移動してきました。

 その後、メノウはアカリが『原色ノ赤』に取り込まれることを恐れ、早急に『原色ノ赤』を撃破します。さらに、アカリと協力して列車を止める魔導を展開しました。それにより、列車は止まり、事故の発生は免れました。

 

 

 確かにアカリがいたおかげで、大規模魔導を発動できましたが、メノウはアカリの行動に激怒していましたし、メノウが導力を大幅に消耗してしまったのもアカリを守るためだったので、アカリの行動のおかげで列車事故を回避できたとは言えないように思えます。

 

 

 しかし、もしメノウがあのまま『原色ノ赤』をゆっくり倒す選択をとっていたらどうだったでしょうか。

 

 メノウが発動させた大規模魔導によって列車は止まりましたが、別の列車にぶつかる直前の状態となっていました。

 

 したがって、あとほんの少しでも大規模魔導の発動が遅れていたら、列車を止められず、事故が発生していたと考えられるのではないでしょうか。

 たとえメノウの導力を温存できていたとしても、『原色ノ赤』に手間取り、大規模魔導の発動が遅れていれば、列車事故は防げていなかった可能性が高いです。

 

 つまり、メノウは『原色ノ赤』を早急に撃破する必要があり、アカリを守るために『原色ノ赤』を強引に倒したことは事態を好転させていると言えます。

 さらに、アカリがいたことで、メノウは導力を大幅に消費してしまっていても問題がない状態になっていました。

 

 

 これらのことから、メノウのもとに移動したというアカリの行動によって、列車事故が防がれたと考えることができます。

 

 

 補足とはなりますが、列車事故の原因となった機関部の破損は、アカリがメノウのもとに移動する前に発生しているので、アカリの行動との因果関係はありません。

 したがって、アカリのとった行動は、事態を好転させる作用のみをもたらしたと言えます。

 

 

 そして、最も重要なポイントは、時間が巻き戻ったような演出の直後に、アカリが現れたことです。

 

 このことは、アカリが時間を回帰させたあとに、以前とは違った選択をとったことを示唆しています。

 過去に戻って前とは別の選択をするというのは、タイムリープものの醍醐味の一つと言えます。

 したがって、このことからも、アカリの純粋概念を起点としてタイムリープしていることが伺えます。

 

 

 

 

OPでメノウを蘇生させるアカリ

 

 最後に、実はOP映像にも、この作品がタイムリープものであることを示唆する表現があったことに気付きました。

 

 この作品のOP映像の終盤では、アカリがメノウの死体(骸骨)に触れ、メノウが生前の姿に戻っている様子が描かれています。

 

 この描写は、アカリの純粋概念の『回帰』により、「アカリが死んだメノウを蘇らせている」「アカリはメノウが死ぬ未来を回避しようとしている」と解釈することができます。

 

 このことからも、この作品がアカリの純粋概念を起点とした、タイムリープものであると捉えることができるのではないかと考えました。

 

 

 

 

3. おわりに

 

 今回の内容は以上になります。ここまで読んでいただきありがとうございました。

 長々と私の考察に付き合っていただき、本当にありがとうございます。

 しかしながら、今回の内容は私の妄想である可能性も十分にあります。

 そうだったとしても、悔いはありません。

 様々な想像を掻き立てさせるくらい、「処刑書女の生きる道(バージンロード)」という作品が魅力に溢れているということですからね…!

 

 では、今後もよろしくお願いします。

 

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